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「他クラブが補強したという理由で補強しない」クロップが今夏の補強に慎重な姿勢

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リバプールユルゲン・クロップ監督

 リバプールユルゲン・クロップ監督は、今夏の移籍市場での補強に慎重な姿勢を示した。

 昨シーズンのチャンピオンズリーグ制覇に続き、今シーズンは30年ぶりのイングランド1部優勝となるプレミアリーグ優勝を成し遂げたリバプール。連覇を目指す来シーズンに向けてクラブOBなどからは補強を望まれ、チアゴ・アルカンタラらの名前が浮上するものの、新型コロナウイルスの影響は小さくはないようで、高額な資金を投じることは現実的ではないと考えられている。

 一方で、昨夏に補強禁止を科されたチェルシーは、この移籍市場で積極的な補強を敢行。すでにハキム・ツィエクやティモ・ベルナーを獲得し、さらに大型補強に動くことが予想される。プレミアリーグを争うライバルの動向を認識するものの、クロップ監督は現状のスカッドに満足し、積極的な補強に動く可能性が低いことを強調した。

「私は完全に、100%このスカッドに満足している。昨年はあの選手、この選手と契約しろと言われたが、我々はそのようなことをしなかったし、望まなかった。今夏は適した決断を下そうとしているが、コロナが来て、状況は完全に変わってしまった。我々は可能なこと、できることをすることになる」

 また、同指揮官は他クラブの補強を理由に移籍市場でのビジネスを敢行する必要はないと考えているようだ。

「今シーズンの我々と他のチームの一番の違いは継続性だ。敵地でのチェルシー戦はタイトな試合だったが、今彼らとは30ポイント差だ。しかし、日々の試合のピッチ上で30ポイントの差があるわけではない。彼らは良いプレーをして、我々に勝てる可能性もあった。しかし、選手たちはすべてを懸けて戦い抜いた。これが大きな違いになった。このような要素を移籍市場で買えるか私にはわからない」

「時間は必要だったが、我々はこのようなチームを作り上げた。いくら投じたかではなく、シーズンを戦うに適切なチームであるかが重要だ。他のチームが補強するから、もしくはみんなが我々に補強を求めるからといって、我々が補強に動くわけではない。資金があり、必要性があるときに我々は補強に動く。1つの要素でも欠ければ、動かない」

「今シーズンやその前のシーズンのように、来シーズンも多くの試練があるだろう。これに向けてしっかりと準備しなければならない。いくつかのことは移籍市場に頼るかもしれないが、間違いなくすべてを移籍市場に頼ることはない」

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