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ラ・リーガ、異例の声明でバルセロナを支持!「契約解除金が支払われなければメッシの選手登録は抹消しない」

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FWリオネル・メッシのバルセロナ退団は難航

 スペインプロリーグ機構ラ・リーガは30日、バルセロナFWリオネル・メッシの退団問題について、バルセロナ側の主張を支持する意向を示した。

 メッシは先にバルセロナに対して、同クラブを退団する意思を通告。同選手は6月30日に切れたはずだった一方的契約解除の権利が、新型コロナのパンデミックでシーズンが延びたためにいまだ有効であることを主張し、その権利の行使による退団を求めた。その一方でバルセロナは、一方的契約解消の権利は6月30日を過ぎた時点で失効しており、2021年まで契約を結ぶメッシの放出は契約解除金7億ユーロ(約880億円)が支払われない限り不可能と主張し続けている。

 そして30日、ラ・リーガ側は声明でもってバルセロナの主張を支持した。ハビエル・テバス会長が率いる同組織は、選手が契約を全うする前に退団を決断した場合には、契約解除金を支払うことがスペインの勅令によって定められていることを強調。契約解除金を支払われなければ、ラ・リーガは選手登録の抹消手続きを行わないとしている。

 これでメッシ退団問題は、バルセロナ対メッシだけの構図ではなくなり、バルセロナ&ラ・リーガ対メッシの構図となった。ラ・リーガがこのような問題で声明を出すのは極めて異例のことだが、同リーグ最大のスターであるメッシのバルセロナ退団をあまりに大きな打撃と捉えているようだ。

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