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クーマン監督がメッシの怒りに「当たり前のこと」…スアレス退団に「悪者は自分ではない」とも

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スアレス移籍に心を痛めるFWリオネル・メッシ

 バルセロナロナルド・クーマン監督が今季最初の公式戦となる27日のラ・リーガ第3節ビジャレアル戦に向けた前日会見に出席し、いくつかの鋭い質問に答えた。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。

 自身が構想外を伝えたとされるFWルイス・スアレスは25日にアトレティコ・マドリーと正式契約を締結。スアレスと公私ともに仲が良かったFWリオネル・メッシは自身のSNSで別れのメッセージに加え、「もう今さら何も驚かない」とフロントへの不信感を示す言葉をつづっていた。会見で「メッシはまだ怒っている」と指摘されたクーマン監督は次のように語っている。

「友人がクラブを辞めると悲しくなるのは当たり前のことだ。何年も一緒に生活してきた2人だが、大事なのは彼がどのようにトレーニングやプレーをしているかということだ。彼は(チームの)模範になっている。影響は受けているが、元気に戻ってきてくれた。それを試合でも発揮してくれそうだよ」

 続けて「スアレスに退団を知らせる電話はどうだった?」と聞かれると「この映画の中では自分が悪者になっているように見えるが、そうではない。私は彼をリスペクトしていた。私は彼に言ったんだ。プレーする時間があまりないかもしれないが、もし残ってくれたら私は君を頼りにするとね。(構想外は)私が決めたのではなく、クラブが決めたことだ。ここには可能性を持った若手がいるし、これもサッカーの一部。ルイスと私はお互いを尊重している。彼にはアトレティコに行くチャンスがあったし、彼の幸運を祈っている」と話した。

 バルセロナの新監督に就任後、スアレスをはじめとする複数の主力選手の放出やメッシの退団騒動など、クラブは混迷を極めている。「この状況を想像できたか?」と質問されたオランダ人指揮官は「バルサに行ったことのある監督に聞いてみると、きっと穏やかな日はなかったと言われるだろうね。変化に直面した時、賛成派や反対派がいることは分かっていた。問題はない。それが世界最高のクラブにいることの一部なのだから。でも、もう少し静けさがあればいいね」と述べた。

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