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勝利を称えるはずが…解説者の“一言”にクロップが激怒「本当にそう言ったのか?」

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ユルゲン・クロップ監督がキーン氏に反論

 リバプールユルゲン・クロップ監督が解説を務めるロイ・キーン氏の“一言”に怒りを露わにした。イギリス『BBC』が報じている。

 リバプールは28日にホームで行われたプレミアリーグ第3節のアーセナル戦で3-1の快勝。ボール支配率66%、シュート数も相手の4本に対して21本と内容でも圧倒し、開幕3連勝を飾った。

 試合後に『スカイ・スポーツ』のカメラの前に現れたクロップ監督は、スタジオにいる元リバプールのジェイミー・キャラガー氏の試合評価を笑って聞いていたが、続いて話し始めた元マンチェスター・ユナイテッドのロイ・キーン氏から「ずさん」という言葉を耳にすると、表情を曇らせたという。そして自身のインタビュー時に「私が聞いたのは正しいか、ロイ・キーンさん。今日のパフォーマンスがずさんだったって? 本当にそう言ったのか?」と問いただした。

 キーン氏は「彼らは1つか2つの機会を台無しにした。それは彼(クロップ監督)を失望させるものだと思った」と説明したが、クロップ監督は引き下がらない。「彼はずさんだと言ったのか? その言葉を聞きたい。私が正しく聞いたのか確信がない。もしかすると彼は別の話をしていたのかもしれない。それはこの試合には当てはまらない。申し訳ないが、この試合をそのように表現するなんて信じられない」と指摘し、なおも反論を続けた。

「それは全くもって当てはまらない言葉だ。全くもって、ずさんなところは1つもなかった。100%の状態のチームを相手に試合を行い、カウンターアタックを受けないように細心の注意を払っていた。アリソンは1つセーブするべき場面があったし、その後も相手には2つチャンスがあった。だが、それを除けば、私たちの今日のサッカーは並外れていたよ。今日の試合については悪いところは全くなかった。ずさんという言葉とは正反対のものだ」

 これに対してキーン氏が「おそらく私の発言を聞き間違えたのだと思う。ずさんな場面もあったが、並外れたパフォーマンスだったし、私は褒めることしかしていない。あなたが私の言葉を正確に聞き取ったか分からないが、残りの話も聴く必要がある」と弁明すると、リバプール指揮官は「そうするよ。100%ね」と返答した。

 リバプールの勝利を称えるはずが、クロップ監督の反論の場となってしまった試合後のインタビュー。キーン氏は最後に「彼はとても繊細だ。もし負けたらどうなってしまうんだろうね」と話した。

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