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鎌田大地にライバルが出現? フランクフルトに加入の豪代表MFフルスティッチ「僕は10番」

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フランクフルトフローニンゲンからオーストラリア代表MFアイディン・フルスティッチを完全移籍で獲得

 MF長谷部誠やMF鎌田大地らが所属するフランクフルトは先月28日にフローニンゲンからオーストラリア代表MFアイディン・フルスティッチを完全移籍で獲得。3年契約を締結した同選手は自身のポジションについて、「10番」だと語っている。

 2012~14年にシャルケ下部組織で過ごした現在24歳のフルスティッチは、2017年にフローニンゲンのトップチームに昇格し、主に右ウィングとして公式戦合計75試合(6ゴール5アシスト)に出場。サイドの選手のイメージが強いMFだが、入団会見では自身のポジションについてこのように話している。

「フローニンゲンでは両側のウィンガーがより中央でプレーしていた。僕は10番(トップ下)だよ。でも右や左サイドでもプレーできる。いずれにしろ監督が決めるポジションでプレーする。もちろん、ポジション争いは激しいけど、20人以上の選手たちがレギュラーを目指しているから、どのポジションにもライバルがいる。もっとハードに練習するモチベーションが上がるし、僕はこういう状況を好んでいるんだ」

 アディ・ヒュッター監督が現在主に採用する3バックシステムで、鎌田はトップ下に位置。今夏にMFミヤット・ガジノビッチがホッフェンハイムへ向かったため、フォルトゥナ・デュッセルドルフへのレンタルから復帰したMFアイメン・バルコクを除き、ライバルはほぼ皆無の状況が続いていた。

 しかし、クラブ側もこのポジションを補強する必要性を感じていた模様。フレディ・ボビッチ執行役員はフルスティッチについて、「アイディンが一番得意とするのは10番のポジションと我々は見ている。彼はそこでポジションを争うことになるだろう」と予想する一方で「ブンデスリーガに来れば、すべてが自動的に進むことはないし、時間が必要だ」とも語り、オーストラリア代表に新チームに馴染むための時間を与える考えも口にしている。

 また、ドイツ誌『キッカー』もフルスティッチのコメントを受け、今後の鎌田との関係性について分析。日本代表MFは「多くの試合で天才性を覗かせながら、完全に消えたり、不運なプレーを見せる試合も多過ぎるほどあった」と指摘しつつ、「24歳(鎌田)は今シーズンはより安定したパフォーマンスを目指しており、フルスティッチにより競走を活性化されることはデメリットにならないだろう」と見解している。

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