beacon

イブラがPK外すも終了間際に劇的同点弾、ミランは2点ビハインドから追いつきドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加

同点弾を決めたものの、FWズラタン・イブラヒモビッチはPKを決められない

[11.8 セリエA第7節 ミラン2-2ベローナ]

 セリエA第7節が8日に行われ、首位ミランベローナと対戦し、2-2のドローに終わった。

 リーグ首位を走るミランだが、5日のヨーロッパリーグ第3節ではリールに0-3と大敗。長く続いた無敗記録が終わり、今季公式戦初黒星となった。今節で勢いを取り戻したいものの、開始早々にMFアントニン・バラークにゴールを割られ、先制を許す。さらに同19分にはMFマッティア・ザッカーニのボレーがDFダビデ・カラブリアに当たり、そのままゴールへ。ミランは序盤で2点を奪われた。

 反撃に出たいミランは前半27分に1点を返す。MFアレクシス・サレマーカーズが右サイドからアーリークロスを放つと、ゴール前に詰めたMFフランク・ケシエがワンタッチ。ゴールに流し込み、1-2と点差を縮めた。

 後半に折り返すと、ミランは後半20分に大きなチャンスを迎える。ケシエが敵陣内でファウルに遭い、PKを獲得。キッカーは今季PK失敗が続くFWズラタン・イブラヒモビッチ。汚名返上の機会も、イブラヒモビッチのシュートは大きくゴール上を越えてしまった。

 イブラヒモビッチは後半31分にも右CKからのヘディングシュートがクロスバーを直撃。同45分には左サイドからのクロスをPA中央のイブラヒモビッチが落とし、カラブリアが右足ボレーでゴールに突き刺す。しかしビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により、イブラヒモビッチのハンドが認められ、ゴールは認められなかった。

 しかし、試合終了直前にイブラヒモビッチが本領発揮。左サイドからのクロスを左足で優しくトラップし、反転しながらの右足ボレーは相手GKに阻まれるが、PA右でボールを拾ったMFブラヒム・ディアスからのクロスをヘディングシュート。打点の高さを生かしてゴールネットに押し込み、得点ランクトップの今季8ゴール目とした。

 終了直前に待望の同点弾を決めたミランは2-2と痛み分け。辛くも勝ち点1を手にし、2位サッスオーロに勝ち点2差としている。

●セリエA2020-21特集

TOP