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アブラハムが今冬に退団のフランクフルト、地元紙が新主将の有力候補に挙げるのは…

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 フランクフルトは先日、アルゼンチン人DFダビド・アブラハムが今冬に帰国し現役引退することを発表。それを受け、地元紙『フランクフルター・ルンドシャウ』では今後キャプテンマークを巻くかもしれない候補たちが紹介されている。

 2015年にホッフェンハイムから加わったアブラハムは、16-17シーズン途中からフランクフルトの主将を務め始めると、クラブレジェンドのアレックス・マイヤーが退団した18年夏に正キャプテンに就任。現在34歳のベテランが去ることを受け、『フランクフルター・ルンドシャウ』ではアディ・ヒュッタ―監督が今シーズン後半戦に向けて主将に指名する可能性のある候補たち6名を紹介する特集記事が掲載された。

 同紙の記者が挙げたのはMFセバスティアン・ローデ(30)、GKケビン・トラップ(30)、DFマルティン・ヒンターエッガー(28)、MFフィリップ・コスティッチ(28)、FWバス・ドスト(31)、そしてDF長谷部誠(36)の6名。その中、新主将の最有力候補なのはクラブと5年契約を締結しており、チームに対し問題点などをハッキリと指摘できるローデだという。

 また、GKのキャプテンシーを望まないと見られることからヒュッター監督がトラップを指名する可能性はやや低いとのこと。それぞれリーダー要素を有するも「自分に与えられた仕事をこなすが、言葉を多く発するタイプではない」ヒンタエッガー、「去就が不透明」なコスティッチ、「おそらくヒュッターのファーストオプションではない」ドストがキャプテンマークを巻く可能性にも懐疑的な見方が示されている。

 続けて、記者は現副主将の長谷部については「おそらく彼ではないだろう」と予想。「この日本人選手はこれまでアブラハムのキャプテン代行を上手く務めてきたが、36歳の彼は今シーズン終了後にスパイクを脱ぐため、主将としては検討されないだろう。ヒュッターはこの役割をより長期にわたって担うことのできる男を探しているのだ」と指摘している。

 しかしながら、長谷部は来夏に現役引退するのかに関する決断を口にしていない。仮に今シーズンが現役最後のシーズンとなったとしても、これまでアブラハムの不在時に主将としてチームを数多くの試合でけん引してきただけに、ヒュッター監督が厚い信頼を寄せるベテランのキャプテン指名を検討していないことは、なかなか考え難いかもしれない。

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