beacon

「短い時間での重圧は増すばかり」南野拓実の序列をリバプール地元紙が指摘

このエントリーをはてなブックマークに追加

地元紙がFW南野拓実の序列を指摘

 リバプール地元紙『リバプール・エコー』が、出場機会を減らすFW南野拓実について現状を分析した。

 今季はリバプール加入後初のフルシーズンとなった南野。リーグ開幕前のコミュニティーシールドやリーグ杯ではゴールを決めているものの、プレミアリーグでの先発は1度もなし。最近では新加入ディオゴ・ジョタの大活躍を受けてさらに出番が減少し、第8節マンチェスター・シティ戦(1-1)ではベンチ外となっている。

 そして26日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)アタランタ戦(0-2)でもベンチスタートとなり、出場は後半39分からとなった。『リバプール・エコー』は「タクミ・ミナミノは、ジョタの大活躍に端を発した奇妙な妥協を終わらせなければならない」と特集記事を掲載。同紙は、ユルゲン・クロップ監督が前日会見で「フォームを崩しているわけではない」と話していたこともあり、ベンチスタートとなったことに「驚いた」とし、現状を分析した。

「日曜日のレスター戦(3-0)でもわずかな出番(89分から出場)を与えられたが、問題はアタランタ戦の出番がこれまでの彼のチャンスを代弁するものとなっていることだ」

「このような限られた時間枠の中で、感銘を与えなければならないというプレッシャーは増すばかり。実際、ミナミノが45分以上に出場したのは3試合のみ。リーグ杯のリンカーンとアーセナル戦でフル出場、CLミッティラン戦は60分だ。デンマークでの試合では、交代前にミナミノは不満そうな顔をしていた。その後、彼の出番はこの1週間の2回だけだ」

「もちろんミナミノは昨季をそれなりに好調で終え、今季はコミュニティーシールドやリーグ杯でゴールを奪った。だが、プレミアリーグ9試合で56分しかプレーしていないということは、現在の彼のアタッカー陣内での立ち位置を示している」

 同紙は「ジョタの影響はミナミノをさらに危険にしている。彼は日本人FWが最も輝く中央、左サイドで輝きを放っているからだ」と、今夏加入したライバルの活躍で序列が厳しくなったと指摘。その一方で、アタランタ戦で先発したディボック・オリギが標準以下のプレーだったこと、そして超過密日程から出番は与えられると綴った。

「サディオ・マネが疲れを見せているのが分かるし、ローテーションも問題となっている。クロップが指摘したように、ファーストチームでのチャンスは与えられるだろう」

「ミナミノは今シーズン、定期的に出場機会を得ている。そして今、より多くを必要としている。それを最大限に生かさなければならない」

●海外組ガイド
●プレミアリーグ2020-21特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP