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「人はお金を手にして変わってしまうこともあるが…」 ファーガソンがラッシュフォードを称賛

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称賛を浴びるFWマーカス・ラッシュフォード

 マンチェスター・ユナイテッドの伝説的指揮官であるアレックス・ファーガソン氏が、同クラブのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードを称賛した。

 ユナイテッドで確固たる地位を築いているラッシュフォードだが、現在はピッチ外でも注目を浴びている。新型コロナウイルス禍の今夏には、満足に食事を得ることができない貧困の子どもたちに向けた食事の無料配給期間の延長を政府に求め、これを実現。その後も貧困問題の改善のために自身の寄付を含めて尽力し続け、その活動が評価されて大英帝国勲章も授与された。

 23歳ながら多大なる社会貢献を続けているラッシュフォードについて、ファーガソン氏は「『彼は23歳なのに立派だね』。年上の人々はそう言うかもしれない。でも、『僕にも、私にも何かできるはずだ』。そう考えるべきだね」とイギリス『タイムズ』で語り、「23歳の彼が若者たちにやっていることは素晴らしい。私は彼にアドバイスをもらわなければいけない立場だね」と称賛。以下のように続けた。

「彼の生き方には謙虚さがある。マーカス自身に私が何かを話す必要はない。彼は地に足をつけている」

「人生を過ごすうえでの素晴らしい資質だ。フットボールは彼を変えることはない。フットボールというものは人間を変えてしまうような危険性をはらんでいる。お金で人は変わってしまうことがある。スターになると人が変わってしまうこともある」

「誰もが成功を手にすることができるわけではないから、有名人という地位になることで問題が生じてしまうことがあるね。今のマーカスは本当に素晴らしい」

 ラッシュフォードは今季公式戦14試合に出場し、8ゴール3アシストを記録。ピッチ外だけでなく、ピッチ上でも子どもたちのヒーローとして輝きを放っている。

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