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堂安律が考えるキャリアプラン…過去に「複数ビッグクラブからの話」を断った理由は?

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『キッカー』のインタビューで語った堂安律

 ビーレフェルトでプレーする日本代表MF堂安律は、ドイツ誌『キッカー』のインタビューに応じ、これまでの自身のキャリアを振り返った。

 堂安は2017年夏にガンバ大阪からオランダのフローニンゲンに渡り、19年夏に同国の強豪PSVへステップアップ果たした。そして今シーズンは、レンタルでブンデスリーガ昇格組のビーレフェルトに加入。ドイツでは“異色の移籍”と見られがちの日本代表だが、『キッカー』のインタビューで自身が考えるキャリアプランを語っている。

 日本からの海外移籍について問われた堂安。22歳にして欧州挑戦4年目に臨んでいるが「18~19歳の頃、日本では自分の目標を達成できない、そこでさらに成長するのは難しいのかなと感じ始めました」と言及。「その時、韓国でU-20ワールドカップが開催されましたが、大勢のスカウトたちが視察に来ていた中、僕は日本代表とともに出場しました。次の一歩に進むにあたって、ちょうど良いタイミングでフローニンゲンからのオファーが届いたということです」と振り返った。

 堂安はまた、「(現マンチェスター・シティの)ジョゼップ・グアルディオラ監督からの興味も伝えられていたが……」との質問には、「複数のビッグクラブが僕と話すことを望んでいましたが、正直、僕はそういうのには関心がなかったです」と返答すると、「どのクラブも僕を買い取ってからレンタルで小さなクラブへ送り出すプランでしたからね。ずっと、直ぐにでも必要とされる場所にしか行きたくありませんでした」と説明した。

 わずか1年でPSVからビーレフェルトへ向かったことについては、「ビーレフェルトの人たちは最初から、本当に必要としてくれて、欲しいと思ってくれている気持ちを与えてくれました。心の奥底からそう感じましたね」と明かす堂安。夏からPSVを率いているロジャー・シュミット監督との関係については「今はビーレフェルトのことしか考えていません。どちらかというと僕の代理人の方が(PSVと)連絡し合っています。元同僚たちとはインスタグラムなどでつながっていますが、そこでは雑談がメインで、契約などについて話すことはありませんね」と語った。

 PSVからのビーレフェルト行きは、日本では「不思議がられましたね」とも明かす堂安だが、「ここで良いフィットネス状態を維持し、成長を続けていくことに集中します」と誓うと、「5月になって誰もが『PSVからビーレフェルトに行ったのは彼にとって大正解だった』と言ってくれれば、もちろんうれしいです!」とも話している。

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