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非難殺到のVARを擁護するFIFA会長「VARは絶対にフットボールの損害にならない」

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 国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の有用性を強調した。

 2018年のロシア・ワールドカップやUEFAチャンピオンズリーグをはじめ、主要国際大会や各国リーグ戦で導入されるVAR。誤審の減少を目的に数々の試験を通過して運用される同システムは一定の評価を得る一方で、非難が絶えず続いている。

 中でもプレミアリーグでは、VARレビューの基準に一貫性がなく、数センチや数ミリ単位でオフサイドの判定となってゴールの取り消される場面が散見する。これに対して選手や指揮官、さらにファンからもVARのあり方に疑問の声が上がっている。

 そんな中、FIFAのインファンティーノ会長は議論の巻き上がるVARについて、FIFAカウンシルの会議の中で「20年前ではなく、2年前に初めてVARが導入されたということを思い出さなくてはいけない。VARはフットボールを助けるものであり、決してフットボールにダメージを与えるものではない」と主張し、同システムへの評価を続けた。

「VARそのものと、時折起きるかもしれないVARの誤用や経験不足による誤審とを混同させてはいけない。起きていることを確認し、批判を受け入れ、分析しなければならない。VARは決して義務ではない。使用したくなければ、使用する義務はない。ワールドカップでは実際にレフェリーを助け、その他多くの大会でもレフェリーを助けている。選手たちやコーチたちもこのことに同調している」
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