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ホーランドを語るライオラ代理人、「20歳のイブラ」と比較…『叫び』の作者にも例えた理由は?

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 敏腕代理人として知られるミノ・ライオラ氏は、自身のクライアントであるノルウェー代表FWアーリング・ハーランドを「20歳のころのイブラ」やノルウェーが誇る有名画家に例えた。

 現在20歳の“ノルウェーのビースト”ことホーランドは今年1月にザルツブルクからドルトムントへステップアップ。ドイツでは公式戦32試合に出場し33得点を記録。今シーズンは先日負傷離脱を強いられるまでは14試合で17ゴールと凄まじいペースで得点量産している。

 そんなホーランドだが、4ゴール挙げた先月21日のヘルタ・ベルリン戦の85分に交代を言い渡されたことに納得せず、ルシアン・ファーブル監督に不満を伝えたことが先日話題に。ライオラ氏はイタリア『Tuttosport』のインタビューで、「4点奪って、さらに5点目を決めたかったようなのでね」とその事実を認めながら、「試合直後に彼からの電話があった。ものすごく怒っていたよ!そういうタイプなんだ。彼は常に勝つことを望んでいる。単なるチェッカー(ボードゲーム)でも同じだよ」と明かした。

 同氏はさらにその野心について言及。「アーリングほど成熟したセンターFWをほとんど見たことがない。フェノメノのロナウドとズラタンくらいかね」と比較すると、「アーリングは20歳のころのイブラのようだ。同じような働くことに対する欲望を持ち、最強のプレーヤーになることを目指している」と同じく自身が代理人を務めるミランのズラタン・イブラヒモビッチの若手時代に共通しているものを感じるようだ。

 アートコレクターでもあるライオラ氏はさらにこのようにも語った。

「オランダ人の(ユベントスDFマタイス)デ・リフトがレンブラントなら、ノルウェー人のアーリングはムンクと言えるだろう。特に『叫び』といった、おそらくあのオスロの巨匠の一番有名な絵画がそう思わせる。何故かって?アーリングは、ゴールを決めると相手DFをあのような表情にさせ、試合前にもドレッシングルームから出てくれば、あのような感情を引き起こすからだよ。彼らの恐怖、絶望、苦しみの肖像だ」

 なお同氏はホーランドの去就については「私には、1クラブと複数年契約を結んでいるプレーヤーに関する(契約)情報や市場の動きを明かす習慣はない」と具体的には語らず。「現在ドルトムントで上手くやれている」と強調すると、「ホーランドが移籍するとしたら、金のためではなく、(何かに)魅力を感じているから、向上心を満たすためだ」とも述べていた。

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