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ザッケローニ氏が持論「イブラヒモビッチは唯一無二の怪物。彼のチームが優勝する」

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元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、イタリア人有名記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏の公式サイトのインタビューに応じ、古巣のミランなどについて語った。

 かつてミランで監督就任1年目にしてスクデットを獲得するなど、セリエAでビッグクラブの指揮官を歴任した経験を持つザック氏。その後は日本代表監督を務めるなどしてアジアに活動の場を移すと、UAEの指揮官として臨んだ2019年アジアカップを最後に表舞台から退いた。それでもザック氏は、かつてのように手帳を携え、メモを取り続ける。

「“なぜ”とか“どのように”ということが気になるんだ。だから常にメモを取っている。この点においては、私は今も監督なのかもしれないね。やり取りが選手とだけで済むならば、またピッチに戻っても楽しいかもしれない。門戸はまだ開けているが、いろんなことに対して耐えられる忍耐力がないような気がする」

 続いてザック氏は、今季のセリエA12試合を終えて無敗のまま単独で首位を走る古巣ミランに言及。チームの転換点をもたらした指揮官のステファノ・ピオリや39歳FWズラタン・イブラヒモビッチを称えた。

「ピオリはものすごい仕事を見せているが、過去の豊富な経験が実を結んだのだろう。ミランは最後までスクデット争いに絡んでいくはずだ。私がこう考えるのは、イブラに関して言ってきたことに矛盾したくない気持ちもあるからだ。彼は怪物だよ。『リーグ戦でどこが優勝するか』と問われると、私は常に『彼がプレーしているチームを見るように』と言ってきたんだ。イブラは唯一無二のものを持っている選手だ」

■ザック氏が見つけたセリエAの嬉しい発見

 次にイタリア人指揮官は、ローマでプレーするブラジル人DFロジェール・イバニェスに触れ、プレーを絶賛した。

「イバニェスは嬉しい発見だよ。彼を見てすぐに衝撃を受けた。守備のポジションならほぼすべてこなし、パーソナリティや走力もある。3バックの左右の両ポジションで上手くプレーできるし、反応が早いので1対1で彼を抜くのは難しい。加えてロングフィードも素晴らしく、攻撃を支えるのに完璧だ。私の時のミランもそうだったが、こういったクオリティが試合で勝利へと導いてくれる」

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