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不満抱えるサラーだが…クロップ「キャプテンマークがそんなに重要だと思わなかった」

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ユルゲン・クロップ監督が、モハメド・サラーとの関係性について語る

 リバプールユルゲン・クロップ監督が、モハメド・サラーとの関係性について語った。

 先日から話題となっているサラーの現状。エジプト代表FWは『as』のインタビューにおいて、UEFAチャンピオンズリーグ・ミッティラン戦でキャプテンマークを託されなかったことについて「正直に言えば、本当にがっかりした。キャプテンを任されると思っていたのに……でも監督の決断だし、受け入れないと」と、不満を述べていた。

 その後、サラーの同胞モハメド・アブトレイカ氏は「サラーは幸せではない。サラーを怒らせた1つの理由は、ミッティラン戦でキャプテンではなかったことだ」と言及。プレミアリーグ王者での現状に不満を募らせていると語っている。

 そんな中、クロップ監督がサラーとの関係性に言及。「問題はない」としつつ、キャプテンマークを巻くこと自体に重要性はないと語った。

「私は現役時代に長い間キャプテンを務めていたし、それが何という素晴らしい仕事であるか、度々考えていた。そこには多くの利点があるわけではない。ただその周囲のすべてを使って仕事をすることが多いというだけなんだ。だからこそ、キャプテンである重要性は感じていない」

「そうだね、ヘンド(ジョーダン・ヘンダーソン)のような選手は必要だよ。明らかだ。だが、ゲームキャプテンが選手にとってそんなに大事なことだとは思わなかった。この世界ではなんでも大騒ぎになるものだが、そこまでの話とは気づかなかったね」

 また、クラブ内に「選手会」があるとし、その中でキャプテンマークを巻く序列があることを明かしたクロップ監督。そしてサラーにも説明しているとし、関係性に問題はないと主張した。

「ヘンドが腕章をつけて、いなければミリー(ジェームズ・ミルナー)。2人ともいない場合はフィルジル(ファン・ダイク)、次がジーニ(ジョルジニオ・ワイナルドゥム)だ。もし全員がプレーしていなければ、多くのクラブでは一番在籍年数の長い選手が巻く。私の理解ではそうだった。だから(ミッティラン戦で)トレント(アレクサンダー・アーノルド)がつけた」

「誰かが『(ディボック)オリギだろ!』と言っていたけど、彼はレンタルもあったからね。それは確かに私のミス。ただ『一番在籍年数が長いトレントがキャプテンマークを巻いた』だけだったんよ」

「もちろん後でモーにも話したよ。それが彼にとって不満だと気づいた後でね。明確にしたうえで、彼はインタビューでそのことをまた話したんだ。私にとっては問題ではない」

「彼は失望しているけど、わざとやったわけじゃない。私はただ自分のことをしただけ。ミスしたとすれば、あの日オリギがキャプテンじゃなかったということだね!」

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