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インテル指揮官コンテ、補強見送りを示唆「今年“欲しい”という言葉は存在しない」

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インテルアントニオ・コンテ監督

 インテルの指揮官アントニオ・コンテが10日のローマ戦終了後に『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに応じ、試合を振り返ったほか、今冬の移籍市場に言及した。

 2位インテルは10日、パウロ・フォンセカ監督率いる強豪ローマと敵地スタディオ・オリンピコで激突。17分、MFロレンツォ・ペッレグリーニに先制点を奪われて1点を追う展開で前半を折り返すと、56分にDFミラン・シュクリニアルのゴールで同点に追いついた。63分にはDFアクラフ・ハキミの得点により逆転に成功するが、86分、DFジャンルカ・マンチーニに同点弾を許し、2-2と引き分けた。このため3位ローマとの差は変わらないが、首位ミランとの差は「3」に広がり、4位ユベントスとの差は「4」に縮まった。

 指揮官のコンテは試合終了後、チームのパフォーマンスを振り返り、自身の見解を示した。

「同じ目標を持つローマに対し、前半も良い試合をしていたと思う。ここへ来て今日のような試合ができるということは、我々が素晴らしい組織力を持ったチームであることを意味する。後半は素晴らしいパフォーマンスで、試合を先に決めてしまうこともできたはずだが、それができなかった」

「終盤はフィジカルとメンタルの両面でエネルギーが切れてしまったように思う。ベンチではラインを上げるように指示していたが、選手たちは難しい敵地で重要な結果をつかむことへのプレッシャーからか、後ろへ下がってしまった。勝っているチームは心理的にスコアを維持しようとしてしまうものだろう。それに常に高い位置でプレスをかけるにはエネルギーが必要になるが、今日はここ7日間で3試合目。しかも常に同じ選手がプレーしている。疲労していると下がり気味になってしまうのも当然だろう」

■今冬の補強は…

 最後にインテル指揮官は、コロナ禍の中での今冬の移籍市場に触れ、クラブとして補強を見送る方針であることを強調した。

「今年は“欲しい”という言葉は存在しない。すでに8月にクラブの方針ははっきりと聞かされている。ハキミを4月に獲得して以降、加わったのは移籍金ゼロの選手とレンタルから戻った選手だけだ。私は新たな選手は望まず、今いる選手たちで戦っていくつもりだ。メルカートは我々と無縁だ」

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