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サウサンプトンは南野拓実にとって「最適の場所」。電撃移籍の舞台裏…リバプールは完全売却を断固拒否

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 サウサンプトンは冬の移籍市場最終日の1日、リバプールから日本代表MF南野拓実を今季終了までのレンタルで獲得した。リバプール番記者のニール・ジョーンズ氏が、この移籍について明かした。

 移籍市場最終日の現地時間午後に入ってから一気に進展した南野のセインツ移籍。ジョーンズ記者の報告によれば、リバプールは当初、最終日に入ってもレンタルを含め選手放出の予定はなかった。しかし、サウサンプトンが先に獲得を狙っていたボーンマスFWジョシュア・キング(最終的にエバートンへ移籍)の引き入れに失敗したことで、南野の獲得へと方向転換。急きょ、リバプールに南野の獲得を打診した。

 このオファーに対してリバプール側も、ここ最近のリーグ7試合でわずか10分弱の出場にとどまっていた南野に関し、今季終了時までのレンタルならばと容認。レンタル料として50万ポンド(約7200万円)を支払うサウサンプトン側はさらに、買い取りオプションを付帯させることを目指した。

 しかし南野について、ベストポジションのトップ下で十分に出場機会を与えることができてこなかったと考えているリバプールは、これを断固拒否。その後、南野は深夜にレンタル移籍に向けたメディカルチェックを完了させるために移動することになった。

 また、ジョーンズ記者は南野の新天地での展望について、「ラルフ・ハーゼンヒュットル監督が率いるサウサンプトンは南野にとって最適の場所。ハイプレッシングに特徴があるチームで、今は負傷者も多い。南野にとっては出場機会増だけでなく、プレミアリーグに必要な要素を学び、よりリーグへの適応を進めることができる絶好の機会となる」とコメント。多くのメリットがある移籍だと見解した。

 サウサンプトンは今季ここまで、リーグ戦20試合を終えて8勝5分け7敗で11位に位置。2日にマンチェスター・ユナイテッドと敵地で対戦した後、6日にはニューカッスルとのアウェー戦を迎える。南野の新天地デビュー、そして活躍に期待がかかるところだ。

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