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スウォンジー22歳MFがシティ戦後の人種差別に抗議「アジア人であることを誇りに思っている」

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アジアにルーツを持つMFヤン・ダンダ

 チャンピオンシップ(イングランド2部)のスウォンジーに所属するMFヤン・ダンダがSNS上で人種差別の標的となった。イギリス『スカイスポーツ』が11日に伝えている。

 現在22歳のダンダは、イギリス人の母親とインド人の父親の間に生まれた。WBAやリバプールの育成組織で育ち、2018年にスウォンジーに加入。年代別イングランド代表での経験もある選手だが、アジアにルーツを持つことで、これまで幾度となく人種差別に遭ってきた。

 スウォンジーは10日にFAカップ5回戦でマンチェスター・シティと対戦(●1-3)。ダンダはこの試合後にSNS上で人種差別を受けたという。

 ダンダは自身のTwitter(@yandhanda)を更新し、「2021年になってもこんなことが起こるのか?僕は自分がアジア人であることをとても誇りに思っているよ」と人種差別に屈しない姿勢を示した。
 
 また、クラブも公式声明を発表し、「あらゆる種類の人種差別や虐待を非難する」とコメント。ソーシャルメディア企業には、「サッカーと社会を傷つけ続けているこの忌まわしい行動を根絶するために、それ以上の行動を強く求める」と要求した。クラブは今回の件を受け、南ウェールズ警察に報告書を提出し、警察は調査を開始しているという。

 イングランドではここ最近、マンチェスター・ユナイテッドのDFアクセル・トゥアンゼベやFWアントニー・マルシャル、FWマーカス・ラッシュフォードのほか、チェルシーのDFアントニオ・リュディガーやDFリース・ジェームズなどがSNS上で同様の被害を受けていた。

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