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「決断は簡単ではなかった」バイエルン、12季在籍したアラバの今季限りでの退団を正式発表…レアル・マドリー移籍か

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 バイエルンは16日、同クラブのオーストリア代表DFダビド・アラバが今季限りで退団することを発表した。

 2009-10シーズンにバイエルンのトップチームデビューを果たしたアラバは、2011-12シーズンにレギュラーに定着すると、その後の10シーズンにわたって主力として活躍。9度のリーグ優勝や2度の3冠(ブンデスリーガ、チャンピオンズリーグ、DFBポカール)に貢献してきた。12シーズンの在籍期間で、左サイドバックやセントラルMF、センターバックなど様々なポジションをこなしつつ、ここまで公式戦415試合に出場。28歳にしてレジェンドと言える存在となっていたが、今季限りとなっている契約の延長交渉が進展せず、退団が濃厚とみられていた。

 16日にバイエルンの記者会見に出席したアラバは「新たな挑戦のためにバイエルンから去ることを決めた。13年にわたってこのクラブにいたし、決断は簡単ではなかったよ。このクラブは僕にとって非常に重要だ」と口にし、自身が飛躍したクラブに対して感謝の意を示した。

 そして、新天地に関してはまだ決まっていないとのことで、「僕の代理人がクラブと連絡を取っているのは秘密ではない。だけど、多くの話が出ているし、ここでの残りの仕事に集中したい」とクラブ名を明言することはなかった。

 アラバの去就に関しては、レアル・マドリーやチェルシー、リバプールなど多くのビッグクラブからの興味が伝えられてきた。だが、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、アラバ自身の希望でもあったレアル・マドリーと既に口頭合意に達しているとのことだ。

 なお、バイエルンは現在、ブンデスリーガで2位のライプツィヒに5ポイント差をつけて首位を快走中。DFBポカールは敗退したがチャンピオンズリーグではラウンド16でラツィオとの対戦を控えている。今季もチームの中心選手となっているアラバは自身のラストシーズンに華を添えるためにも、タイトルを勝ち取ってクラブとの別れとしたいところだ。

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