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ヘタフェで苦境の久保建英とアレニャ…スペインメディア「主役から交代要員に」

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ヘタフェMF久保建英

 スペイン『ムンド・デポルティーボ』は、ヘタフェMF久保建英の現状を伝えた。

 今冬の移籍市場でビジャレアルとのローン契約を打ち切り、ヘタフェに加入した久保。新天地でのデビュー戦となったエルチェ戦では、好機を演出して勝利に貢献した同選手は連続で先発の機会を得ていたが、その後ベンチスタートになるなど苦しい状況が続く。

 同時期に加入し、同じような境遇に置かれるMFカルレス・アレニャとともに、同メディアは「クボとアレニャ、主役から交代要員に」と題して特集を組んだ。

 創造性のある久保とアレニャはデビューし、勝利を飾ったエルチェ戦と次のウエスカ戦で「主役」として輝く。しかし、レアル・マドリーとソシエダと直近の2試合で、両選手の役割はサブに降格し、両選手ともに同じ時間からピッチに立ったが、チームを勝利に導くことはできず。

 ホセ・ボルダラス監督はこの判断について「チームは多くのゴールを許した。もちろん、彼らの責任ではなく、彼らはオフェンス面で重要な選手たちだが、ディフェンス面での強さを失っていた」と両選手のスタメン落ちの理由と正当性を説いていた。

 しかし、現在ヘタフェはラ・リーガ5試合連続で未勝利(1分4敗)。さらに、攻撃面に至っては、4試合連続、449分間で得点がなく、直近の2ゲームでは枠内シュート0本と大不振に陥り、今シーズンの総得点17はリーグ最少と深刻な状況だ。

 攻撃面の活性化を期待されてヘタフェに加入するも、不振に陥るチームのゲームプランの影響を受ける久保とアレニャは、加入以降7試合でプレーして、それぞれ378分、501分の間ピッチに立つものの、依然としてフル出場の機会を手にできていない。

 次節の7位ベティス戦は、降格圏の足音が聞こえるヘタフェにとって重要な試合になると考えられる中、レアル・マドリーとバルセロナから期限付きで加入する両選手はチャンスをつかみ、輝きを放てるのだろうか。

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