ユベントスFWクリスティアーノ・ロナウドがキャリア通算770ゴールに到達し、“ペレ超え”に感慨をにじませた。スペイン『マルカ』が伝えた。

　14日に行われたカリアリ戦でC・ロナウドはハットトリックを達成し、ペレ氏の持つサッカー界史上最多ゴール数を更新した。試合は3-1でユベントスが勝利している。

　一般的にはペレ氏の公式戦通算ゴールは757とされ、一部報道では数週間前にその記録を更新したとされていたが、今回ハットトリックを達成したことで770ゴールに記録を更新。国際サッカー連盟(FIFA)では767とされるペレ氏の持つ記録を正式に更新し、あらゆる疑念を払拭した形となった。

　C・ロナウドはインスタグラム(@cristiano)を更新し、「ここ数週間はサッカー史上最高のトップスコアラーであるペレの757ゴールを超えたというニュースでいっぱいだった。その認識には感謝しているが、なぜこの瞬間まで記録を認めなかったのかを説明する時がきた」として、次のように綴っている。

「エドソン・アランテス・ド・ナシメント氏(ペレ氏の本名)に対する永遠かつ無条件の称賛と、20世紀半ばのサッカーへの敬意から、サンパウロ州のチームでの9ゴールとブラジル代表での1ゴールを含め、彼の767得点を公式ゴールとして捉えることにしていた」

「あのときから世界は変わり、サッカーも変わったが、だからといって自分たちの得になるように歴史を消し去ることはできない」

「今日、プロとしてキャリア通算770ゴールに到達したとき、僕の最初の言葉は直接ペレに送られる。彼の試合やゴール、功績についての話を聞かずに育った選手はこの世界にいないし、僕も例外ではない」

「マデイラ島の子供として育った頃は夢にも思わなかったペレの記録を超え、世界のゴールスコアランキングのトップに立ったゴールを認め、僕は喜びと誇りに満ちている」

　ペレ氏への敬意を綴り、周囲への感謝を示したC・ロナウド。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でポルトに敗れたあとはレアル・マドリーへの復帰が噂されていたが、「未来は明日のことだ。ユベントスとポルトガル代表には、まだまだ勝つべき試合がたくさん控えている!」と書き込んでいる。

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