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C・ロナウドのレアル復帰は実現性なし? 現地記者が挙げた3つの理由

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ユベントスFWクリスティアーノ・ロナウド

 ユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウドが今後、レアル・マドリーに復帰するのではないかともまことしやかに囁かれている。だがその実現性は限りなく低いようだ。

 2018年夏にレアル・マドリーからユベントスに新天地を求めたC・ロナウド。だがイタリアの名門ではUEFAチャンピオンズリーグ(CL)での上位進出がかなわず、今季もポルトの前に屈してCL16強敗退となった。一部報道ではC・ロナウド本人がレアル・マドリー復帰の道を模索しているとの報道も。

 だが『Eurosport』スペイン版の現地記者は「レアル・マドリーはC・ロナウドを戻すことに興味がない」として、次のように考察している。

「C・ロナウドのスペイン帰還はまず実現しないだろう。レアル・マドリーにとってポルトガル人が現実的な選択肢でないという大きな3つの理由がある」

「まずは何より(キリアン・)ムバッペ確保が最優先事項。彼は2022年まで契約を結んでいて、契約更新を拒否している。つまり、パリSGは契約解除金を手にするために今季終了後にも売却することになるかもしれない。それにこのフランス人は22歳。(フロレンティーノ・)ペレス会長は彼のことを次なるフットボール界のアイコンと見なしている。C・ロナウドの時代は過ぎ去った」

「続いて、C・ロナウドのサラリーを支払う余裕がないという点だ。ポルトガルのFWは年俸が高額であり、それに見合った費用対効果がある状況でもない。何しろ、昨今の感染症事情でレアル・マドリーは台所事情も厳しく、ファーストチームのサラリーを10%引き下げられないか交渉したばかり。当然、C・ロナウドは獲得対象として除外される。それに、ペレスはユベントスに対して2900万ユーロ(約36億円)もの移籍金を支払わなければならなくなる」

 そして記事では「C・ロナウドとペレスの関係が悪化している」として、こう強調した。

「C・ロナウドがマドリーを離れたのは、ペレス会長との困難な関係が理由の一つだった。その直近数シーズンにわたってその状況は注目されていた。2人は話すようなこともしないし、連絡を取り合う仲でもない。代理人のジョルジュ・メンデスは2人を和解させようとしていたが、どちらも歩み寄ろうとはしていない」

 以上の3つの大きな理由から、レアル・マドリーはC・ロナウドを復帰させるプランは描いていないと伝えている。

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