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「フランスでは優勝しても職を失った」トゥヘル、チェルシーで見事な手腕発揮も気は緩めず

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チェルシートーマス・トゥヘル監督

 チェルシートーマス・トゥヘル監督が、自身の去就について語っている。

 今年1月にチェルシー指揮官に就任したトゥヘル監督。これまで公式戦12試合で9勝3分無敗、クリーンシート10回達成と見事なスタッツを残してきた。チャンピオンズリーグ(CL)でもラウンド16でアトレティコ・マドリー相手に先勝(1-0)し、17日にホームでのセカンドレグに挑む。

 初のイングランド挑戦で見事な手腕を発揮するトゥヘル監督だが、チェルシーとの契約は18か月と短期的なものとなっている。そのため、これまで将来について何度も質問を受けてきたドイツ人知将だが、アトレティコ戦前に「仕事を続けるためにはタイトルが必要なのか?」と問われ、以下のように答えた。

「ラウンド16にいるチームはすべて、優勝するために存在している。それは間違いない。どんなチームでも優勝できることは、ここ数年で証明されている。これがこの大会をリスペクトする理由なんだ」

「1試合だけを考えてもしょうがない。私がここにいるのは勝つためであり、選手たちがチームとして戦うように適切な勢いをつけ、連勝させるためなんだ」

「監督として、絶対に安全ということはない。それは当然のことだ。私はフランスでタイトルを獲得したが、それでも職を失ったんだ」

「頭が真っ白になってはならない。ここにいることは自然だと感じているし、プレースタイルや競争が好きだよ。これまでのようにやれば、連勝できると思う。このまま続けていければいいね」

 トゥヘル監督は、パリSGを率いた2019-20シーズンにフランス国内3冠を達成。さらにクラブ史上初のCL決勝進出に導いた。しかし、2020年末に解任の憂き目にあっていた。

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