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ジダン、クーマンの審判批判に…「笛が吹かれないならPKではない。審判は結果を左右していない」

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ジネディーヌ・ジダン監督が試合を振り返る

 10日のラ・リーガ第30節、レアル・マドリーはホームのアルフレド・ディ・ステファノでのバルセロナ戦に2-1で勝利した。ジネディーヌ・ジダン監督は、自チームが勝利にふさわしかったとの見解を示している。

 前半にFWカリム・ベンゼマ、MFトニ・クロースがゴールを決め、後半にDFオスカル・ミンゲサに1点を返されたもののリードを守り切ったマドリー。試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューに応じたジダン監督は、次のような感想を述べている。

「良い感触を残している。良い形で試合に入れたし、ふさわしい勝利を収めた。3ゴール目を決めるチャンスも迎えていたしね」

 クーマン監督は試合後、DFフェルラン・メンディのFWマルティン・ブライトバイテに対するファウルがあったにもかかわらず、そのPKが取られなかったと主張。アディショナルタイムの時間が足りていなかったと指摘するなど、審判に対する不満を隠さなかった。そのことについて意見を求められたジダン監督は、こう返した。

「手にする感触はそれぞれ異なる。審判がPKの笛を吹かなかったということは、それはPKではなかったのだと私は思う。重要なのは私たちがピッチ上で実現したことだ。最後には苦しむことになったが、それはバルセロナが偉大なチームだからだった。審判が結果を左右したとは思わない」

 ジダン監督はまた、オーバーラップするDFジョルディ・アルバに付き続けたMFフェデリコ・バルベルデ、見事な右足ヒールで先制点を決めたFWカリム・ベンゼマについても触れている。

「ゲームプランについては、確かに中盤の数を増やした。しかしフェデはスペースを突くことができるし、先制点はそうやって生まれている。彼はとても速く、ライン間でプレーすることができる。それがチームのプランだった。中盤の選手たちは素晴らしい」

「ベンゼマのゴールは、あれこそクオリティー、タレントというものだ。カリムは凄まじいタレントがあり、そのゴールを喜ばしく思っている」

「監督がチームの成功において占めるパーセンテージ? 私たちは一枚岩になっている。私が責任を背負ってはいるが、選手たちに対しては喜ばしい気持ちがあるよ。私たちは全員で勝利をつ噛んだんだ」

 その一方で、公式戦ここ13試合の成績が11勝2分けと負けていないことについて問われると、「私たちはまだ何も勝ち取っていない」と発言。そしてパンデミック下の過密日程によって、選手たちが疲労をためていることを強調している。

「暫定首位についてはまったく意味がない。まだ多くの試合が残されている。今日はもう休まないと。私たちはとても厳しい2試合(リバプール戦&クラシコ)をこなしたんだ。とにかく、休まないといけない。私たちのフィジカルは限界で、どうシーズンを終えるのか分からないんだよ」

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