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「グレイザー・アウト」マンチェスター・Uサポーターが施設に押し入り抗議

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サポーターから批判を受けるオーナーのグレイザー氏

 マンチェスター・ユナイテッドのサポーターが22日朝にカリントンのトレーニング場に押し入ったことがわかった。

 18日に発表された欧州スーパーリーグ創設に合意した12クラブのうちの1つであるマンチェスター・U。しかし、欧州フットボール界を混乱に陥れない新リーグに対しての反発は強く、参戦する予定だったプレミアリーグの6クラブは、即座に脱退を決断している。

 しかし、サポーターのクラブオーナーへの不信感は強く、各クラブのサポーターが抗議を行う中、マンチェスター・Uでは22日朝に20名程度のサポーターがカリントンにあるクラブ施設に押し入り、“グレイザーアウト”、“51% MUFC(ブンデスリーガのクラブに準え過半数の議決権をファンが有するというもの)”と書かれたバナーを持ってクラブに対しての抗議に出た。

 なお、抗議活動を行ったサポーターはしばらくしてトレーニング施設を後にしたが、それまでオーレ・グンナー・スールシャール監督やアシスタントのマイケル・キャリック氏、ディレクターのダレン・フレッチャー氏らが説得に当たったことがわかっている。

 一部サポーターによる抗議活動の背景には、2005年から始まったグレイザー家によるオーナーシップへの不満によるものと考えられている。これまでにもオーナーへの批判は巻き起こってきたが、欧州スーパーリーグ参戦が引き金となり、先日に抗議を行ったチェルシーやリヴァプールのサポーターと同様に今回の動きに出たようだ。

 また、サポータートラストは声明の中で、欧州スーパーリーグの創設メンバーになったことは「クラブが築いてきたものへの裏切り」と訴えている。

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