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「彼はアンチフットボール。最悪の契約」ラツィオOBがローマ入りのモウリーニョを痛烈批判

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ジョゼ・モウリーニョ

 ラツィオのレジェンドであり、熱心なラツィアーレとして知られるパオロ・ディ・カーニオ氏が、ローマの新監督となるジョゼ・モウリーニョについて批判している。イタリア『スカイ』に対して語った。

「ローマがモウリーニョを雇ったようだ。これは考えられる中で最悪の契約だね」

「確かにローマは今、チームを立て直すために実績ある監督が必要だったのかもしれない。だが考えてみてほしい。彼はここ4年で3度も解雇された指導者だ。どのチームでもキャラクターを否定され、追い出されてきたんだ」

「以前の彼は独自のキャラクターで大きな成果を手にした。だが、トッテナムで見せた彼の仕事ぶりは十分なものではなかっただろう。その間、彼はそれなりに多くのサラリーを手にしただけで、チームを上のレベルへと引き上げることはできなかった」

 そしてディ・カーニオ氏は、「彼はフットボールさえしようとしない。アンチフットボールを展開するような指導者だ。まさにその象徴と言えるね。記者会見の場では、ある程度劇場として楽しめるかもしれない。ローマがチームを再構築するという点で、彼は考えられる中で最悪の契約だ」と厳しい言葉を交えながらポルトガル人指揮官について論じた。

 なおその一方で「でも、7年ほど前までモウリーニョは私のお気に入りだった。ペップ・グアルディオラよりも優れていたと認識していたほどだ」とも語っている。

 2009-10シーズンにインテルで3冠制覇を達成し、それ以来12シーズンぶりのセリエA復帰を果たすこととなったモウリーニョ。果たしてスペシャル・ワンはローマで再び優れた指導力を示すことができるのだろうか。

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