beacon

ラ・リーガ首位アトレティコ、レアル・マドリーの審判に対する抗議に憤り…残り3節への重圧と捉える

このエントリーをはてなブックマークに追加

ハンドの判定となったシーン

 ラ・リーガで首位を走るアトレティコ・マドリーは、レアル・マドリーの審判への抗議に憤りを感じているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

 10日のラ・リーガ第35節レアル・マドリー対セビージャ(2-2)では、レフェリングが大きな物議を醸した。ジネディーヌ・ジダン監督は後半、DFエデル・ミリトンのハンドが取られてPKとなったことへの怒りを露わに。試合後、マルティネス・ムヌエラ主審に抗議をして、スペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューでも「とても怒っているよ」と判定に対する不満を初めて公の場で口にした。またクラブ幹部のエミリオ・ブトラゲーニョ氏も同様に、クラブが判定に対して不満を抱えていることを表明している。

 そして『マルカ』曰く、レアル・マドリー側のこのような振る舞いに対して、ラ・リーガ首位のアトレティコは「私たちは呆れ返っている」と話しているという。アトレティコはミリトンのハンドが競技規則に則ったものであるとして、なぜレアル・マドリーがあそこまで抗議をしたのか理解できていないようだ。

 アトレティコはミリトンのハンドが、競技規則における「手か腕が不自然な場所にあり、体全体がさらなるスペースを占めている」「ボールを目的としていないプレーで、手か腕が肩やそれ以上の高さにある場合」に合致しており、正当なものだと主張している様子。また先のマドリー・ダービー(1-1)で、DFフェリペのハンドが見逃されていたとの疑惑が今になって取り沙汰されていることについて、その場面では腕が肩よりも下にあったことでミリトンのハンドとは比較対象にならないとの見解を示しているという。

 アトレティコは今回のレアル・マドリーの振る舞いが、残り3節となったラ・リーガにおいて、審判に重圧をかけることを意図して行われたと捉えているようだ。

●ラ・リーガ2020-21特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP