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「2年前は階段が永遠に感じたよ」ボローニャ指揮官、白血病闘病中にも指揮したピッチで涙

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シニシャ・ミハイロビッチ

 ボローニャの指揮官シニシャ・ミハイロビッチが17日のベローナ戦(2-2)終了後、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューで2年前を振り返った。

 ミハイロビッチは2019年夏、プレシーズンの開始直前に白血病であることが発覚。しかし闘病中も指揮官として役割を果たし、ビデオ通話などを駆使してリモートでチームの指揮を続けた。2019-20シーズン開幕戦のベローナ対ボローニャ(1-1)では一時退院を許され、ボローニャから150キロほど離れたヴェローナのスタディオ・ベンテゴーディまで駆け付けたミハイロビッチ。セリエAデビュー戦を迎えたDF冨安健洋らをピッチ脇で見守り、指揮を執った。

 あれから2年近くの月日が流れ、病を克服して17日のベローナ戦で再びスタディオ・ベンテゴーディを訪れたボローニャ指揮官は、その心境を明かす。

「もちろん、トンネルをくぐってピッチに降り立った時は感情が蘇り、感極まった。2年ほど前に見た上り階段は、まるで永遠に続くかのようだったが、今日は簡単に上ることができた。テクニカルエリアも小さく感じたよ。今は2年前よりも調子が良い」

「スタジアムだけでなく、ホテルでも感動したよ。涙が少し出てきたが、見せないようにしていたんだ。2年前から今までを振り返ると、現在は完全に回復したように思う。以前よりも調子は良いし、非常に満足している。ただ、試合の結果は、またしても引き分けで何も変わってないがね(笑)」

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