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堂安律の魅力は?ビーレフェルトOB「バイエルンなどの攻撃陣で輝くのは簡単だが…」

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 ビーレフェルトは2020-21シーズンを15位でフィニッシュ。1部残留を喜ぶクラブOBのアンスガー・ブリンクマン氏は、日本代表FW堂安律の魅力を語った。

 昨夏11年ぶりに1部でのシーズンを迎えたビーレフェルト。リーグ最少予算のクラブでもあることから、1シーズンでの2部降格が確実視されていた。だが、主将を務めるベテランFWのファビアン・クロースやGKシュテファン・オルテガ、そしてPSVからレンタルで加えた堂安が活躍し、チームを残留に導いた。

 ドイツ誌『シュポルト・ビルト』で、残留が決定した瞬間、テレビの前で涙を流したと話すブリンクマン氏は大敗を喫しても結束力が崩れなかったチームスピリットを称賛。クロースを「現役でプレーするレジェンド」と称し、オルテガは「1人で15ポイントを勝ち取った」などと絶賛すると、堂安については「オルテガに並ぶ今季のアルミニアの最大のサプライズ」と表現し、次のように続けた。

「彼の予測不可能なところに魅かれる。バイエルンやライプツィヒ、ドルトムントなどトップ級のチームの攻撃陣で輝くのは簡単だが、ドウアンは始終残留を争うチームでそれをやっている」

「何もないところか何かを生み出せるので、しょっちゅう相手選手に課題を与え続けた。彼にはドリブルで何かを試すだけの自信と勇気があるし、ペナルティーエリアでのプレーは大胆。そういうところはチームメイトたちの刺激にもなる」

「ドウアンはトップ・レンタルだ。彼を残せることを祈っているよ」

 堂安は冬にレッドブル・ザルツブルクから加わった奥川雅也と同じくレンタルは今季終了まで。2人に対して買い取りオプションを有するビーレフェルトだが、サミール・アラビSD(スポーツディレクター)は先日、堂安を完全移籍で獲得するためには500万ユーロ(約6億7000万円)の移籍金が発生することを指摘し、「解決策を見つけるのは難しいだろう」とやや懐疑的な見方を示していた。

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