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五輪代表落選の菅原由勢に同情も…指揮官、“唯一の右SB”の帰還は「AZにとって良いこと」

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指揮官がDF菅原由勢について語った

 エールディビジのAZに所属するDF菅原由勢は、東京オリンピックに臨むU-24日本代表に選ばれなかった。クラブのパスカル・ヤンセン監督は同情しつつ、クラブにとっては「とても良いこと」と話している。

 現在20歳の菅原の名前は、日本サッカー協会(JFA)が22日に発表したU-24日本代表メンバー18名のリストに残らなかった。そのため、24日に新シーズンに向けて始動した所属クラブに、同選手は来週中に帰還することが決まった。

 地元紙『Noordhollands Dagblad』はこれについてのヤンセン監督のコメントを紹介。「これには二つの面があるだろう」と前置きした指揮官は「ユキにとって、自国での素晴らしい大会に出られないのはとても悲しいことだ」と同情を口にしつつ「しかし、来週にも彼を迎えられることはAZにとってはとても良いことだ」と強調した。

 2019年夏に名古屋グランパスから当初はレンタルで加わった菅原は昨年にはAZと2025年までの契約を締結して完全移籍に移行。右サイドバックのレギュラーだったノルウェー代表DFヨナス・スベンソンは今夏の退団が濃厚となっているため、菅原は新シーズンから出場機会の増加が予想されている。

 地元紙も「スガワラの帰還は、監督のパスカル・ヤンセンは悩み事が一つ減ることを意味する」と表現。「スガワラがオリンピックに向かっていたら、ヤンセンは8月の頭まで右サイドバックを欠くことになっていた。近年右サイドバックを務めていたヨナス・スベンソンは去ったと言えるだろう。少なくとも彼はAZと新たに契約を結ぶ兆しは見えない」と伝えていた。

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