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W杯制覇の元フランス代表MF「パリSGは国内で嫌われている」そのイメージを変えられる選手は…

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スター選手を擁するパリSG

 元フランス代表MFのユーリ・ジョルカエフ氏が国内でのパリSGのイメージやFWリオネル・メッシ加入による影響について語った。スペイン『アス』が伝えている。

 ジョルカエフ氏は現役時代にモナコやパリSGといった国内クラブのほか、インテルなど海外の複数クラブでもプレー。フランス代表では自国開催の1998年W杯、EURO2000の“連覇”に貢献した。

 スペイン『エル・パイス』のインタビューに応じたジョルカエフ氏は、ここ数年、潤沢な資金力を背景に成長を続けるパリSGが、フランスサッカー界の憎しみの対象になっていると説いている。

「パリSGでプレーするということは、残りのフランスのチームと戦うということだ。人々はパリSGを嫌っている。スペインはマドリーとバルセロナで分かれている。フランスには、マルセイユを愛する人たちがいる。でも、マルセイユ以外の人たちは彼らを嫌っているのではなく、気にしていないんだ。リヨンも同様だ。しかし、パリSGの場合は違う」

 一方で今夏のメッシ入団が、このイメージを和らげることができるとも考えているようだ。

「ムバッペ、ネイマール、マルキーニョスがすでにいたのは事実だが、レオは世界のナンバーワンだ。(パリSGの)イメージを変えることができると思う。分からないけどね。私が知っているのは、メッシの悪口を言っているのを誰も聞いたことがないということだ。彼は誰もが憧れる選手であり、誰もが彼の成功を願っている。そのようなことをサッカー選手が生み出すのは、信じられないことだよ」

 メッシは8月末にパリSGデビューを果たし、ここまで公式戦3試合に出場。まだ新天地で本領発揮とはいかず、ノーゴールとなっている。今後の活躍によって、フランス国内の“アンチ・パリSG”をも味方にすることになるのだろうか。

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