beacon

シャルケが早くも板倉滉の買い取りを希望? 独誌「落ち着きそのもの」「短時間でリーダーとなった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

シャルケがDF板倉滉の買い取りを希望か

 ブンデスリーガ2部シャルケは日本代表DF板倉滉の買い取りを希望するようだ。ドイツ誌『キッカー』が伝えた。

 2019年1月に川崎フロンターレからマンチェスター・シティに渡った板倉はレンタルで2年半過ごしたオランダのフローニンゲンを経て、今夏にはシャルケに加入。そして、ブンデスリーガ2部に降格した同クラブでは8月中旬の加入からの6試合すべてに出場し、すでにその落ち着いた守備でサポーターに限らず首脳陣をも魅了しているようだ。

『キッカー』はそんな板倉を「落ち着きそのもの」と題した記事で特集。先日のインゴルシュタット戦(3-0)でスコアが動いていなかった前半からサポーターが「1人の“ロイヤルブルー”(シャルケのチームカラー)に何度も拍手を送った」と現地での板倉の人気ぶりを紹介した。

 ここ5試合で4勝と調子上げてきたチームだが、「マンチェスター・シティのプレーヤーであるため、より芸術的なサッカーに慣れているはず」の板倉が2部のサッカーへスムーズに順応できていることに驚きを示しつつ、このように伝えている。

「プレミアリーグからのレンタルプレーヤーは短時間で守備のボス、そしてほかのみんなをけん引する、タックルも怠らないリーダーとなった。プレッシャーがかかる場面でも余裕すら見せる様子が彼の最大の特徴だろう」

 加入直後に途中出場したレーゲンスブルク戦こそ失点に関与したが、今となっては「(ライバルDF)ドリース・ワウタースもフロリアン・フリックも3バックの中心的な存在のイタクラに敵わず。この日本人は能力的にはボランチで、出場停止だったビクトル・パルソンの代役を務められたが、ディミトリオス・グラモツィス監督は彼を最終ラインから取り除くことに不安を抱いたようだ」と直近の2試合でもセンターバック起用が続いた理由について記された。

 記者はさらに「シャルケは彼の完全移籍移行を希望している」とも指摘。「ただ、それが可能となるのは昇格した場合のみだ。その場合のみ、クナッペン(シャルケの愛称)が400万ユーロ(約5億2000万円)に定められる買い取りオプションを行使できるのだから」と、板倉の完全移籍はシャルケの1部復帰が前提との考えを述べていた。

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2021-22特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP