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2016年に事故で死亡したはずが…実は生きていた元シャルケDF、詐欺罪で約4年の懲役刑

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シャルケ下部組織時代のヒャニック・カンバ氏(最後列の左から2番目)

 元シャルケDFのヒャニック・カンバ氏が自身の死を偽装した罪で懲役3年10か月の刑を言い渡されたと、イギリス『メトロ』など複数メディアが報じた。

 カンバ氏は1986年生まれの35歳で、過去にシャルケの下部組織でGKマヌエル・ノイアー(現バイエルン)らと共にプレー。トップチームでの出場はなく、シャルケ退団後にドイツ下部リーグのクラブを渡り歩いたのち、現役を引退した。

 その後、2016年1月に母国コンゴで自動車事故によって死亡したと伝えられたが、実際は生きており、死亡報道から約3年後にドイツのルール地方で働いていたことが判明。妻はカンバ氏の死亡に際して120万ユーロ(約1億5500万円)の生命保険金を受け取っていたという。

 カンバ氏は死の偽装を否定しており、行方不明だったのは当時誘拐され、お金や身分証明書などがなく誰とも連絡を取る手段がないまま人里離れた村に置き去りにされたからだと主張。しかし、検察は夫婦が一緒に死の偽装を企てたとして、2人に3年10か月の懲役刑を命じた。

 なお、カンバ氏と妻は控訴する権利を持っているとのことだ。

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