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冨安の顔面踏みつけの場面に、元プレミアリーグレフェリーが見解「たくさんの意見があるが…」

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 元プレミアリーグのレフェリーは、アーセナルのDF冨安健洋が顔面を踏まれたプレーへ自身の見解を示した。

 6日のアーセナルが1-2でエバートンに敗戦した一戦に先発した冨安は、前半にベン・ゴッドフリーに顔を踏まれるアクシデントに見舞われる。アーセナルDFは顎にケガを負った一方で、エヴァートンDFに対してはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックが入ったものの、レッドカードはおろか、イエローカードも提示されなかった。

 この場面に対しては、イギリス『スカイスポーツ』で元マンチェスター・ユナイテッドのギャリー・ネヴィル氏が「彼は意図的にやったが、レッドにならなかった理由も理解できる」と言及。しかし、アーセナルファンを中心にゴッドフリーにはレッドカードが出されるべきだったとの意見が出ていた。

 そんな中、『スカイスポーツ』で元レフェリーのダーモット・ギャラガー氏は、冨安が顔を踏まれた場面について「(レッドカードだったかと問われ)私にとってはノー。しかし、たくさんの人がイエスと言うことになるだろう。私は昨夜や今朝にも何人かの人と話をしたが、たくさんの意見があった」と話し、自身の考えを続けた。

「私がノーと言う理由は、確信を持てない要素があり、踏みつけの場面ではいつだって加害選手が本当にわかってやっていたかと考えるようにしている。あの場面で彼は横を向いていた。他の人から言わせれば意図的に視線を外していたかもしれないが、彼は他の場所を見ていて、このことが少しばかり私の考えを惑わしている」

「彼(VAR担当のステュアート・アトウェル氏)は時間を掛けてあの場面をチェックして、レッドカードにする確証を持てないという私と同じ考えを持ったと思う。不運なこととして、レッドカードを提示すべきか、そのままにすべきかしかないから、彼はあの場面を流すほかなかった。VARレビューの際には、イエローカードやフリーキックという規定はない」

「レフェリーにスクリーンを見させる場合は、(VAR担当の)アトウェルがレッドカードとほとんど確信を持ったようなときだけ。だから、彼がレッドカードと考えなければ、この場面は流され、何事もないことになる」
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