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プレミアリーグ中断について各クラブが話し合いへ…クロップ「100%のメリットはない」

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持論を展開したユルゲン・クロップ監督

 プレミアリーグの各クラブは20日に会合を開き、新型コロナウイルスのパンデミックをめぐる危機の深刻化により、リーグ中断について話し合う予定となったようだ。『BBC』が報じた。

 プレミアリーグは16日、安全が確保される限り試合を続ける意向であると発表した。チーフであるリチャード・マスターズ氏は、選手たちにワクチンを接種するよう促す文書をクラブに送り、シーズンを終えることの重要性を強調している。

 しかし、直近1週間でプレミアリーグは9試合が延期。そのうち5試合は今週末に行われる予定だった10試合からのものだった。そして『BBC』によると、各クラブは延期か続行か、選択肢について話し合う機会を求めたという。また同時に、監督やキャプテンも独自に会議を開く予定とのこと。すでに延期された試合の再調整をめぐる問題についても話されるようだ。

 同メディアは、延期試合をいつ開催するかは来月のアフリカネーションズカップや、1月以降の欧州以外のワールドカップ予選でクラブから選手が減ることが懸念材料となっており、そして17日にはUEFAが発表したネーションズリーグの日程がすでに詰まっている試合予定をより追い込む形となったと伝えている。

 イングランド代表は、5月28日のチャンピオンズリーグ決勝から1週間後の6月4日にハンガリーでネーションズリーグ初戦を迎えるが、この日は5月22日のプレミアリーグ最終節の約2週間後。欧州の試合、EFLカップの準決勝、FAカップの5回戦などを考慮すると、シーズン終了まで完全に空きがあるのは2週間のみとなる。

 リバプールユルゲン・クロップ監督は、この問題について「リーグを止めることに反対はしないが、100%のメリットは見出せないだけだ」と選手をもっと長く休ませるべきだと持論を展開した。

「中断するということは、1週間か2週間、つまり5試合か6試合止めるということ。で、(その試合は)いつやるんだ?『そのままプレーする 』か『少しずつ選手が感染していく』か。本当に難しい」

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