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アウクスブルク、18歳・米代表FWぺピ巡る争奪戦を制す…クラブレコードの移籍金で獲得

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アメリカ代表FWリカルド・ぺピ

 ブンデスリーガ1部アウクスブルクは3日、MLSのFCダラスからアメリカ代表FWリカルド・ぺピを獲得したことを発表した。契約は1年延長オプション付きの2026年までとなっている。

 今月9日に19歳の誕生日を控えるぺピは2021シーズン、リーグ戦31試合に出場し13ゴールをマークしブレイクした注目株。以前にはバイエルン・ミュンヘンやレアル・マドリーからの興味が伝えられ、最近ではヴォルフスブルク行きが濃厚と見られていたが、この日アウクスブルク入りが正式に決定した。

 移籍市場を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、アウクスブルクが支払った移籍金はボーナス込みで2000万ドル(約23億円)だという。また、ドイツ誌『キッカー』は1600万ユーロ(約20億9000万円)+ボーナスと伝えた。

 いずれにせよ、現フランクフルトのマルティン・ヒンターエッガーの獲得時に支払った1050万ユーロがこれまでの最高額だったアウクスブルクはこの移籍によりクラブレコードを大きく塗り替えることに。また、MLSからの移籍としてはニューカッスルが2019年1月にアトランタからMFミグエル・アルミロンを獲得した際に投じた2400万ユーロに次ぐ移籍金となった。

 なお現在15位に低迷するアウクスブルクにはプレミアリーグのクリスタル・パレスのほか、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(NBA)やニュージャージー・デビルス(NHL)などの少数株主で知られるアメリカ人投資家のデイビッド・ブリッツァー氏が昨年から出資。ぺピの移籍が実現したのはその存在にも関係していると見られる。

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