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ウエスト・ハム、ウクライナ代表FWに休養与える…侵攻受ける母国の現状に配慮

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FWアンドリー・ヤルモレンコに休養

 ウエスト・ハムは、FWアンドリー・ヤルモレンコに休養を与えるようだ。

 先日からロシア・ウクライナ間の緊張が高まる中、ロシア軍によるウクライナ侵攻が24日から始まった。この影響はフットボール界にも及んでおり、欧州サッカー連盟(UEFA)がチャンピオンズリーグ決勝の舞台をサンクトペテルブルクからパリに変更するなどの事態にも発展している。

 そんな中、ロシア生まれでウクライナの両親を持ち、幼少期以降をチェルニヒウで過ごしたウクライナ代表FWヤルモレンコを擁するウエスト・ハムは、同国の現状を受け、同選手に休養を与えることを決めたようだ。

 25日の会見で、デイビッド・モイーズ監督は「今、彼はとても良い状態ではない。我々は数日間の休養を彼に与えた。昨日、彼と話をしたが、彼は動揺していた。君たちにも想像できるだろう。彼の家族が安全であることを願っている」と話した。

 一方で、ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコの所属するマンチェスター・シティジョゼップ・グアルディオラ監督は「とても心配な状況だ。彼が生まれ、彼が愛する国でこのようなことが起きている。他国からの攻撃だ。罪のない人たちが殺されている。君たちならどう思う?これが今の彼の気持ちだと思う」と話し、同選手の状態を続けた。

「オレクスは本当に強い男で、本当に素晴らしい男だ。彼にとってはとても困難な状況だが、トレーニングで彼はとても素晴らしかった。だから、必要になれば彼はプレーできる。もちろん、我々は無条件で彼のそばにいるし、彼には我々のサポートがある」

 また、エバートンフランク・ランパード監督も、所属選手であるウクライナ代表DFビタリー・ミコレンコを支援することを表明した。

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