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W杯予選敗退のイタリア、マンチーニ辞任なら後任はカンナバーロ氏に?伊メディア報道

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元中国代表監督のファビオ・カンナバーロ

 2大会連続でワールドカップ(W杯)出場を逃した欧州王者イタリアについて、イタリアメディア『スカイスポーツ』は25日、ロベルト・マンチーニが辞任した場合、元中国代表監督のファビオ・カンナバーロ氏が後任に浮上する可能性があると指摘した。

 24日に行われたカタールW杯欧州予選プレーオフのパスC準決勝において、北マケドニアに0-1と敗れて、4年前の悪夢が再来したアッズーリ。イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラビーナ会長は、マンチーニ監督の続投を支持する意向を示しているが、イタリアメディアは指揮官が辞任を決断した場合のプランについて論じた。

 マンチーニは、イタリア代表指揮官として2026年までの契約を結んでいるが、当初からW杯終了後の続投は考えにくかったとみられ、FIGCはすでにW杯後を見据えた後任探しを開始していたようだ。ルカ・マルケッティ記者およびジャンルカ・ディ・マルツィオ記者の取材によれば、2006年のW杯覇者であり、バロンドール受賞者であるカンナバーロ氏がその筆頭候補であるとされている。

 カンナバーロ氏はナポリ出身の48歳。現役時代はパルマやユベントス、レアル・マドリーなどで活躍。現役引退後は中東や中国で指揮を執り、広州FC(広州恒大)でリーグ戦やスーパーカップのタイトルを手にした。だが広州FC指揮官と兼任して臨んだ中国代表では、2戦2敗で未勝利のまま1カ月で辞任を決断している。

 FIGCがカンナバーロを招へいする場合、サポート役として元ユベントスDFの恩師であり、中国代表でもタッグを組んだマルチェロ・リッピ氏を据える可能性が指摘されている。いずれにせよ、現時点ではマンチーニの去就に限らず、FIGC全体においても「あらゆることが起きる可能性」があると見られており、今後の動向は注目されるところだ。
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