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シャビ、ハーランドのマンC移籍に「金銭的に獲得を競うことは不可能だった」

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バルセロナシャビ・エルナンデス監督

 バルセロナは11日のラ・リーガ第36節、本拠地カンプ・ノウでのセルタ戦に3-1で勝利した。シャビ・エルナンデス監督は試合後、自分チームのパフォーマンスに満足していないことを素直に明かしている。

 FWメンフィス・デパイの1ゴールとFWピエール・エメリク・オーバメヤンの2ゴールで勝利したバルセロナではあるが、チームとしてのパフォーマンスは依然として低調なまま。攻撃については、2アシストを記録したFWウスマン・デンベレのドリブル突破に頼っている状況だ。

 シャビ監督自身もそうしたチーム状況には危機感を覚えているようだ。試合後、次のように語った。

「重要な勝ち点3を獲得したが、私たちがそれにふさわしかったかは微妙だ。前半のチームは良くなかった。良いフットボールが見せられていないという感覚がある。縦の速さと効果性はあったが、もっと良いプレーをしなくてはならない。もっと落ち着いて、試合が求めることを理解しなくては」

 MFセルヒオ・ブスケツが出場停止だったため、シャビ監督はシステムを変更してこの試合に臨んだ。

「私たちは3バックで戦おうとしたが、うまくいかなかった。3-4-3でプレーする考えだったんだがね。確かに練習していたシステムではなかったが、多くのボールを失ってしまった。私たちがうまくいっていないのは明らかだった」

「私たちはもっとシンプルに、簡単にプレーしなくてはならない。簡単にボールを失うようなこともあっちゃいけないんだ。さらなる規律が必要だし、もっと練習をしなければ。私たちは良くなかった」

 その一方で、デンベレに対しては称賛の言葉を述べている。

「彼は違いを生み出している。ゴールを決めるだけでなく、アシストも守備もしてくれてね。1-0の場面はほぼ彼のゴールだったし、その後にはオーバの得点もアシストした。本当、違いを生み出してくれているよ。彼は特別な、ほかとは異なる選手だ」

 MFガビとの衝突で一時意識を失い、救急車で病院に搬送されたDFロナルド・アラウホについては、次のように語った。

「彼は意識があり、大丈夫だそうだ。今夜は大事をとって病院で過ごすことになる。驚いたし、悲劇も頭をよぎったが、彼は危険な状態にはない。明日には家に帰られるはずだ」

 同日にはドルトムントFWアーリング・ハーランドマンチェスター・シティ移籍が決定。バルセロナが興味を持っていたことは公然の秘密だったが、同選手と面会していたとの報道もあったシャビ監督は、クラブの財政事情によって獲得できなかったとの見解を示している。

「彼の幸運を祈る。私たちは金銭面で競うことができなかった。争奪戦に参加することは不可能だったんだ。彼の幸運を祈るよ」

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