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インテル、フリーでの獲得へムヒタリアンと5.5億円で合意か…ローマは慰留へ再オファーも

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ローマMFヘンリク・ムヒタリアン

 インテルがまもなくローマと契約満了を迎える元アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンの獲得へ近づいていると、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が27日に伝えている。

 25日にティラナで行われたフェイエノールトとのUEFAヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝では、ケガにより途中交代を余儀なくされたもののヨーロッパのタイトルを獲得したムヒタリアン。ローマでの3年目のシーズンを終えてまもなく契約期間の終了が迫る中、シモーネ・インザーギ監督率いるインテル加入の可能性が囁かれている。

 イタリア紙は「ヨーロッパのすべての海を渡り歩き、才能豊かなベテランの33歳のアルメニア人選手が完璧なゼロコスト補強になる日が近づいている」と指摘し、インテルの関心を伝えた。

 インザーギ監督のチームが来シーズンの王座奪還を目指す上で、補強の第1候補は同じくフリーとなるユベントスのFWパウロ・ディバラであると見られている。そんな中、ローマが停滞するムヒタリアンとの契約延長交渉をシーズン終了後に先送りした隙を突いて素早く獲得へと動いた。

 リーグ戦2連覇を逃したインテルは、中盤の補強を重要視。ムヒタリアンにはMFアルトゥーロ・ビダル以上のパフォーマンスを期待しており、選手の希望を満たす400万ユーロ(約5.5億円)前後+ボーナスの2年契約を提示し、条件面で合意に至ったと伝えられている。

 だが今後、ローマがアルメニア人MFに対して再オファーを提示することも予想されており、最終決断はムヒタリアンに委ねられることになるようだ。インテルは来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場を決めていることもあってローマMFの獲得に自信を見せているとみられるが、今後の動向は注目されるところだ。

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