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スクデットの歓喜も束の間、ミランに亀裂? 功労者マルディーニTDが契約切れ目前で不満

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ミランのパオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)

 ミランのパオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)が、27日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じて経営陣に対する不満を示した。

 父チェーザレ氏に次ぐ2代目として現役時代からミランに忠誠を尽くしてきたレジェンドのマルディーニ氏。2018年夏に低迷する古巣ミランにディレクターとして復帰すると、クラブの再建を担ってきた。

 翌年にはTDへと昇進。若手選手だけでなく、ズラタン・イブラヒモビッチのようなベテランも獲得するなどバランスの取れた補強を行い、今シーズンの11年ぶりのリーグ制覇へつなげた。

「2019年からベテランや若手など21選手を獲得した。私は(SDのフレデリック)マッサーラと共に選手一人ひとりにプロジェクトの話をしてきた。もちろん語るストーリーは一人ひとり違い、例えばズラタンには『チームに伝えられるものがあれば与えて欲しい』と話した。(ピエール)カルルのような若手には『6カ月間は周りを見て学んで欲しい。君がいるのは守備の国だ。すべてを頭に叩き込めば、いずれチャンスが訪れる』と伝えた」

 2019年秋から指揮を執るステファノ・ピオリとの二人三脚で名門クラブを復活させたマルディーニ氏だが、来月末に契約期限を迎えるため、今後の去就の目途が立っていない。契約延長のオファーがないことについて、イバン・ガジディスCEOらに不満を示した。

「私やマッサーラの契約の問題がある。まもなく契約期限を迎えるが、まだ契約を更新できていない。これまでの歩みや(ラルフ)ラングニック招へい騒動で起きたことも踏まえると、現時点でCEOや(親会社の)エリオットが我々との交渉の席に座っていないのはリスペクトがほとんど感じられないうえ、好ましいとは言えないものだ」

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