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鎌田大地との契約延長を望むも「無茶はしない」…フランクフルト幹部が語るクラブ側のスタンスとは?

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フランクフルトMF鎌田大地

 フランクフルトのマルクス・クレシェ役員は、日本代表MF鎌田大地との契約延長を望んでいるようだ。一方、地元紙『フランクフルター・ルンドシャウ』で「給与体系を壊すようなことはしない」とも主張している。

 今季公式戦6試合で5ゴール2アシストと好調なスタートを切った鎌田だが、フランクフルトと結んでいる契約は来夏に満了。これまで契約延長に至っていない日本代表は、今夏の移籍市場終盤にポルトガルの強豪ベンフィカとの合意報道も浮上している。しかしオリバー・グラスナー監督が説得に動き、最終的に残留の決断に至ったと伝えられていた。

 そして鎌田の来夏のフリーでの移籍を避けたいクラブ幹部は、選手側との意見交換を行っている模様。強化担当のクレシェ役員は、『フランクフルター・ルンドシャウ』で「カマダについては解決策を見つけようとしているところで、我々は彼のエージェントたちと良い話し合いを続けている」と明かしつつ、以下のようにも続けた。

「ただ、我々は給与体系を壊すような無茶なことはやらない。一度それをやってしまうと、いつまでたっても収拾がつかないからね。熟考しなければならない。夏になって1人の選手がフリーで去ってしまえば、確かに財政的なダメージを受けることになる。だが給与体系を壊せば、遥かに大きい損害を被ることになるのだよ」

「チャンピオンズリーグ出場はその点、我々の助けとなってくれている。(契約満了1年前に)『延長しなければ売却する』といった言葉が少しばかりやわらげられ、今では『契約が切れても仕方ない。ならその選手をプレーさせ続け、スカッドにクオリティを残せばいい』と言えるようになったからね」

 クレシェ役員は、鎌田側が要求する条件などについてはもちろんコメントせず。しかし、破格なサラリーには合意しないことだけ強調していた。

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