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メッシがMLSインテル・マイアミへの加入を発表! バルセロナ復帰を断念した理由も明かす

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FWリオネル・メッシがインテル・マイアミ加入へ

 パリSG退団のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35)が7日、バルセロナに拠点を置く『スポルト』と『ムンド・デポルティボ』の独占インタビューに応じ、来季はアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミでプレーすると発表した。

 メッシの父親で代理人のホルヘ・メッシ氏は今週初めにバルセロナのジョアン・ラポルタ会長と会談。本人が復帰を希望していることも明らかになっていたが、クラブの財政面の問題などがネックとなり、再び別の道を歩むことになった。

「(バルセロナに)帰ってくるのが本当に楽しみだった。その一方で、もう2度と同じ状況(2021年の電撃退団)を経験したくなかったし、何が起こるか分からないというのも嫌だった。自分の将来を他人に委ねたくなかったんだ」

「自分のこと、家族のことを考え、自分で決断したかった。ラ・リーガが全てを受け入れてくれて、復帰がOKになったと聞いても…まだ足りないものがたくさんあった。(バルセロナが)選手を売らなければならないとか、選手の年俸を下げなければならないとか、そういうことは本当はやりたくなかったし、責任も負いたくなかった。それら全てに関わりたくなかったんだ」

「バルセロナでのキャリアの中で、僕は事実と異なる多くのことで非難され、それに少し疲れていた。もう2度と同じ経験はしたくないと思ったんだ。僕が(バルセロナを)去らなければならなかった時、彼らはラ・リーガが全てを受け入れたとも言ったが、結局そうはならなかった。また同じことが起こるのではないか、あの時と同じように急がなければならないのではないかと心配していた」

「僕はパリに来て、子供たちを学校に通わせながら、家族と一緒にホテルに長期間滞在しなければならなかった。まだホテルにいる。自分で決断したかったんだ。それがバルサ復帰が実現しなかった理由だ」

 メッシは昨年のカタールW杯で悲願の優勝を達成。これまで個人賞を含めて数々の栄誉を手にし、次のステージに進むタイミングが訪れたとも考えているようだ。

「今はスポットライトから少し離れ、家族のことをもっと考えたい時期でもあるんだ。さっきも言ったように、家族にとって良くない2年間を過ごした。ワールドカップで優勝して華やかだったが、それを除けば苦しい時期だった。自分の楽しみを再発見し、家族、子ども、その日その日を楽しみたい…。だから、バルセロナは実現しなかった」

「2年前と同じことが起こるかもしれないというリスクを抱えながら、また待たされることがないように、自分なりの決断ができた。やはり全てを達成し、ワールドカップを手に入れた後、何か別のものを探したいと思ったし、少しでも落ち着いて過ごしたいと思ったんだ」

 また、バルセロナ以外の欧州クラブからもオファーがあったようだが、「ヨーロッパではバルセロナに行くことしか考えていなかったので、検討もしなかった」と告白。「ワールドカップで優勝した後、バルサに行くことはできなかった。違う形でサッカーを経験し、日々をもっと楽しむため、アメリカのリーグに行く時が来たんだ。もちろん、同じような責任と、勝ちたい、常にうまくやりたいという意欲がある。でも、より多くの平穏がある」と続けた。

 国際メディア『ジ・アスレティック』によると、インテル・マイアミやバルセロナのほか、破格の条件を提示したアルヒラル(サウジアラビア1部)も有力候補の1つに挙がっていたが、同クラブのオファーは断り、インテル・マイアミとの間で交渉が続いてたという。今回の契約には、MLSの主要なパートナー企業である『アディダス』や『アップル』の協力もあったとみられる。

 メッシはインテル・マイアミとの正式契約後、7月21日に行われるリーグカップのクルス・アスル戦で新天地デビューする可能性があるようだ。

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