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ワトフォードが異例の“スポンサーロゴなし”ユニを販売へ!! 他クラブファンも絶賛、理由は英国事情にあり

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ワトフォードが異例の対応

 ワトフォード(イングランド2部相当)は23日、2023-24シーズンに着用するホームユニフォームを発表した。購入を希望するファンは異例のオプションが選択可能となっている。

 1年でのプレミアリーグ復帰を狙ったワトフォードだが、昨季は11位と低迷した。再起を図る新シーズンのユニフォームはクラブカラーの黄色と黒を斜めのストライプ状に配置。そのなかでも黒のラインに切れ目を入れ、黄色が目立つデザインとなっている。

 クラブは7月7日より販売を開始する予定。今回はクラブ史上初めてスポンサーロゴを除いたユニフォームが選べるようになっている。ユニフォームに配置されるスポンサーロゴは露出度が高いことから、契約金も高額の場合がほとんど。ファンの希望で排除できるのは異例だ。

 今回の対応は、26-27シーズンより“賭博系企業のユニフォーム胸スポンサー起用禁止ルール”がプレミアリーグで施行されることを踏まえたものと思われる。イギリスではギャンブル依存症が社会問題となっており、法律の見直しが進んでいる。賭博系企業への風当たりが強まるなか、“国技”のトップリーグも規制に動いた形だ。

 イングランド2部は新ルールの対象外だが、賭博系企業に良い印象を抱かないファンも一定数いる模様。胸スポンサーが賭博系企業のワトフォードはニーズに応えるべく、スポンサーロゴのないユニフォームを販売することとなった。今回の発表を受け、賭博系企業が胸スポンサーロゴとなっている他クラブのファンからは追随を願う意見が多数出ている。



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