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今季プレミア20得点のブレントフォードFW、8か月間出場停止に…クラブは契約更新を打診か

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FWイバン・トニーに厳罰処分

 賭博規則違反の疑いとしてイングランド協会(FA)から調査を受けていたブレントフォードのFWイバン・トニーに、8か月の出場停止処分と5万ポンド(約860万円)の罰金処分が下された。長期間の離脱となるが、クラブは移籍金確保のため契約更新を打診するようだ。

 トニーは昨年11月、賭博規則に違反した疑いでFAから告発されていた。FAは2017年2月から2021年1月23日の同違反疑い232件をトニーが認めたことを明かすとともに、9月17日まで練習を含むすべてのサッカー関連活動を禁ずることも発表している。処分は5月16日から有効で、今シーズンの残り2試合も出場できない。

 調査期間中の公式戦出場は可能だったため、トニーが調査中に欠場したリーグ戦は1月2日・リバプール戦と処分発表前に行われた今月14日のウエスト・ハム戦のみ。ここまでリーグ戦20得点を記録し、得点ランキング3位につけている。ブレントフォードにとって大きな痛手となるが、クラブはトニーと新契約を結ぶ可能性があるという。

 英メディア『デイリー・メール』は複数のビッグクラブがトニーに関心を寄せる一方、財政面の問題で同選手が希望する契約をブレントフォードが結べていないことを伝えている。本来であれば移籍する可能性が高いが、今回の処分で夏の移籍は考えづらく、出場停止期間終了が近づく冬の移籍市場では市場価値が低下する見込み。そこでブレントフォードは、復帰時点で18か月の契約が残っているものの今夏に契約期間を延長することで、エースFWの移籍金が大きく減少することを避ける狙いだ。

 トニーが契約延長に合意した場合、クラブは23-24シーズン終了後の移籍リスト上位に置いて高値での売却を目指すとともに、トニーはビッグクラブでのプレーが期待できる状況となる。具体的な交渉はシーズン終了後に行われる見込みで、仮に今夏に移籍した場合でも出場停止処分は解除されない。

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