パリSGが24日、J-GREEN堺で公開練習を行った。明日25日はアルナスル(サウジアラビア)と日本ツアーの初戦を戦う。

　FWキリアン・ムバッペが直前でメンバー外となるなど、バタバタの来日となっているパリSGだが、そこは流石に「全員、超人。」。会場入りを待つファン・サポーターが長蛇の列を作り、練習前から盛り上がりをみせていた。

　スタンドでは神戸市から駆け付けたという10歳、8歳、5歳のサッカー大好き3兄弟は、お母さんと作った選手の似顔絵入りのボードを掲げて応援。地元堺市から来たという山本陽加里ちゃん(小3)、航輝くん(小1)の姉弟も、大好きなネイマールらの登場を今か今かと待っていた。

　そして予定より約15分遅れての登場となったが、選手らがピッチに姿をみせると、ボルテージは最高潮に。ネイマールも声援に手を振って応えるなど、終始ご機嫌の様子だった。最後に行われたシュート練習ではネイマールが強烈シュートを放ったかと思えば、GKジャンルイジ・ドンナルンマがビッグセーブで応戦。世界最高峰のプレーに2230人のファン・サポーターも大満足だった。

　取材に答えたポルトガル代表MFビティーニャは「大勢のファンのサポートを受けながら練習できました」と感謝を語ると、明日行う母国の先輩MFクリスティアーノ・ロナウド擁するアルナスル戦に向けて、「出来るだけベストを尽くしたいし、勝ちに行きます」と力に変えていた。

　25日に行うパリSG対アルナスルはヤンマースタジアム長居で開催。キックオフは19時20分となっている。

自作の応援ボードを掲げるサッカー好き3兄弟

地元堺市からやってきた山本さん一家

(取材・文　児玉幸洋)