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ロシア人審判員が1年半ぶりにUEFA大会を担当へ…代表・クラブの復帰に向けた第一歩とする見方も

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UEFAはロシア代表とクラブの大会参加を禁止している

 欧州サッカー連盟(UEFA)は今シーズンから始まるUEFA女子ネーションズリーグ(女子NL)について、開幕節と第2節の担当審判員を発表した。今月26日に行われるアルメニア女子代表対カザフスタン女子代表はロシア人審判団のもとで開催されることが明らかになった。

 UEFAはロシアのウクライナ侵攻を受け、昨年2月にロシア代表と同国クラブチームに対する無期限のUEFA主催大会出場停止措置を発表。その後もEURO予選など各大会への出場権が与えられないことが改めて発表され、その措置は現在も続いている。

 UEFAが発表した措置に審判員への言及はなかったが、発表前の昨年2月25日に行われたUEFAヨーロッパリーグ・ナポリ対バルセロナを最後に割り当てがストップ。審判員も実質的に処分対象となり、カタールW杯の担当が有力視されていたセルゲイ・カラセフ主審も大会参加は叶わなかった。

 今回の発表により、ロシア人審判員は約1年半ぶりにUEFA主催大会に復帰する。一方でUEFAからの新たな声明はなく、代表チームやクラブに対する措置は今後も続く見通し。それでもロシアが2026年W杯欧州予選への参加を望んでUEFAと交渉していると報じられており、審判員の復帰が第1段階との見方もある。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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