beacon

スタッド・ランスは中村敬斗アシストの先制点を守りきれず…立て続けに痛恨2失点で逆転負け

このエントリーをはてなブックマークに追加

1アシストのFW中村敬斗

[9.17 リーグアン第5節 スタッド・ランス 1-2 ブレスト]

 スタッド・ランスは17日、リーグアン第5節でホームにブレストを迎えて1-2で敗れた。9月シリーズで日本代表の欧州勢連続撃破に貢献したFW伊東純也は右ウイングで、FW中村敬斗は左ウイングで先発出場。中村はリーグアンでの初アシストを記録した。

 前半に存在感を示したのは、2試合ぶりにスターティングメンバー入りした中村。前半9分、センターサークル内でボールを受けると鮮やかなターンで相手を置き去りにする。そのままペナルティーエリア手前までドリブルで持ち運ぶと、さらに1人をかわしてシュート。高い技術を示したが、これはGKマルコ・ビゾットのセーブに遭った。1分後にもチャンスを作る。中央でボールを受けると、相手選手がハンドをアピールして足を止めるなかでもプレーを続け、ミドルシュート。枠は捉えられなかったが、序盤から積極的なプレーでチームに勢いをつける。

 すると前半19分、スタッド・ランスが左サイドからのFKを獲得する。中村がニアサイドに飛び込むと、頭で絶妙なフリックをしてファーサイドにボールを供給。これをMFアミル・リシャルドソンが押し込んで先制に成功した。

 中村の活躍に負けじと、伊東も持ち味のスピードで好機を迎える。前半42分、自陣でボールを奪取してカウンターを発動。伊東はFWウマル・ディアキテに預けて全速力で駆け上がると、スルーパスを受けて狙い澄ましたシュートを放つ。際どいコースにボールは飛ぶも、GKの好セーブで追加点とはならず。同44分には中村に決定機。PA内左サイドから細かいタッチでシュートコースを見つけて右足を振ったが、これもGKに防がれた。

 1点リードで試合を折り返したスタッド・ランスだが、後半5分に失点する。MFマーディ・カマラのシュートをGKイェバン・ディウフがセーブしたが、こぼれ球をM・カマラに押し込まれた。その後も守勢に立つ時間が続くと、同11分にMFピエーレ・レース・メルに決められて逆転を許した。

 追いかけるスタッド・ランスは後半18分、左サイドで抜け出した中村がゴールライン手前からマイナスのクロスボールを送るも、MFマーシャル・ムネツィのシュートはまたしてもビゾットに阻まれた。同30分には伊東に決定機。右からのクロスをゴール前でフリーで合わせるも、枠の上に飛んでしまった。

 中村は後半32分に交代で退く。その後もゴールを狙ったスタッド・ランスだが同点弾は生まれず、今シーズン2敗目を喫している。

●海外組ガイド
●フランス・リーグアン2023-24特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

TOP