beacon

高丘陽平も猛抗議…主審の妨害でチャンスから大ピンチに急転、後味の悪いシーズン最終戦に

このエントリーをはてなブックマークに追加

GK高丘陽平も抗議

 バンクーバー・ホワイトキャップスのGK高丘陽平が5日、年間王者を決めるMLSカップ・プレーオフ1回戦第2戦のLAFC戦にフル出場するも、0-1で敗れた。同ラウンドは3本勝負で先に2勝したチームが勝ち抜けとなるが、バンクーバー・ホワイトキャップスは第1戦も落としているため敗退が決まった。

 この試合では1点ビハインドの後半アディショナルタイム、バンクーバー・ホワイトキャップスが思わぬ形で失点危機に直面する場面があった。左からのCKを獲得して高丘もゴール前へ。CKはクリアされたがこぼれ球を味方が拾おうとすると、ボールを避けるため急に動いた主審とこの選手が激突してしまう。近くにいた他の味方選手がなんとか拾うも2人に挟まれてボールをロスト。カウンターを受ける形になり、高丘はダッシュで帰陣したが間に合わず、決定的な2点目を決められた。

 ゴール直後、高丘らバンクーバー・ホワイトキャップスの選手たちは主審のもとに駆け寄って猛抗議した。主審の妨害から失点する形となったが、競技規則で試合を止めることが明記されているのはボールが主審に当たって保持チームが変わった場合であり、選手との接触については記されていない。そのため得点は認められるかに思われたが、VARが介入。得点したLAFCの選手がオフサイドポジションにいたことが判明し、失点は取り消しとなった。

 1点差にとどまったバンクーバー・ホワイトキャップスだが同点にすることはできず、0-1の敗戦で今シーズンの終了が決定。問題の場面は主審との接触がなければチャンスが続いていたこともあり、後味の悪い結末となった。

ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

TOP