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パリSG会長が去就注目のムバッペに言及「彼にとって最高のクラブはここだ」

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去就が注目されるFWキリアン・ムバッペ

 パリSGのナセル・アル・ケライフィ会長がフランス『RMCスポーツ』の番組に出演し、FWキリアン・ムバッペの将来について言及した。スペイン『マルカ』が伝えている。

 クラブとムバッペの現行契約は2024年6月まで。以前から移籍が噂されてきたレアル・マドリーに向かうのか、中東からの巨額オファーに応じるのか、あるいはパリSGに残留するのか、その去就に注目が集まっている。

 アル・ケライフィ会長は番組の中で「私は何も隠していない」とした上で、フランス代表エースに関して語った。

「ムバッペに残ってほしいのは確かだ。私にとって彼は世界最高の選手であり、キリアンにとって最高のクラブはパリだ」

「彼は今のプロジェクトの中心だ。彼のことを尋ねるのは普通のことだ。私にとって彼は世界最高の選手であり、彼とはとても良い関係を築いている。選手としてだけでなく、人間としてもね」

「彼が言ったように、私とは合意している。しかし、彼はまだ若く、多くのトロフィーを獲得したいと考えている」

 フランス国内で圧倒的な強さを誇り、多くのタイトルを獲得してきたパリSGだが、最大の目標であるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇は実現できていない。最も優勝に近づいた2019-20シーズンは決勝でバイエルンに敗れて準優勝。ムバッペ、FWネイマール(現アルヒラル)、FWリオネル・メッシ(現インテル・マイアミ)を擁した過去2シーズンもビッグイヤーを掲げることはできなかった。

 アル・ケライフィ会長は「私たちはいろいろなことをやってきた。ミスも犯した」と回顧。その反省も踏まえて「今、私たちは長期的な視野に立ち、フランス人を中心に若いチームを作っている」と話し、「良いテクニカル・チームができ、システムも変わった。選手たちはチームとしてプレーし、ともに守備をするようになったし、雰囲気も素晴らしい」と手応えを示している。

 今季は“死の組”と呼ばれたグループFを2位で通過。決勝トーナメント1回戦ではソシエダと対決する。アル・ケライフィ会長は「これからも勝つためにハードワークを続けるつもりだ」としつつ、「でもチャンピオンズリーグのタイトルを獲るように、過度なプレッシャーをかけたのは間違いだったかもしれない。サッカーはそんなに単純なものではない」と足元を見つめた。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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