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UEFA会長、自身への批判に「金正恩かのようにされている」在任期間に関する規則改正理由を説明

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アレクサンデル・チェフェリン会長が説明

 欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長が『ザ・アスレティック』の取材に応じ、騒動となっている自身の会長職任期について語った。

 チェフェリン氏は前任のミシェル・プラティニ会長が任期中に辞任したことを受け、2016年9月に7代目UEFA会長に就任。現在は3期目に突入して27年に任期を終え、UEFAの現行規則では4期目に突入できないことから現在の任期をもって退任する予定だった。しかしチェフェリン会長は規則を変更する意向を示しており、実現するとプラティニ前会長の残り期間のみだった1期目が会長期間に含まれず、次の任期終了となる31年まで会長職を務めることができるようになる。

 これに反対した役員が抗議の意思を示して辞任するなど問題になっているが、チェフェリン会長は英メディアの取材で事実と異なる指摘がされていると説明。2017年に任期制限が規則に盛り込まれた際、「規則が変更されるたび、その前に務めた任期がカウントされない」ものとも解釈できる曖昧な記載になったという。そのため規則を変更すれば永遠に会長でいられる現行規則を変更すべく、現在の規則が設定された17年までの会長期間を含めないことにした上で「3期まで」と在任期間の制限を明確にするとし、改正する理由は法的な事情だとした。

 このように説明したチェフェリン会長は「北朝鮮の金正恩のようになった」と独裁的な見方がされていることに不満の意を示しつつ、規則が変更された場合に次の会長選で出馬するかは未定だと明かしている。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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